クラークキー内レストラン「AURUM」その2
クラークキーの病院レストラン「AURUM」メニューが148ドルのコース料理しかないと聞いて、ビックリ!仕方がないので気を取り直して・・・それをオーダー。早くも、ブーイング気味。お料理がこれまた、びっくりなんだ・・・とりあえず、出て来た物を全てザザッと紹介。まずは、オードブルスイカに見立てたシャーベットみたいなもの。パッションフルーツらしい。見た目はスイカなのに、パッションフルーツ・・・なんでわざわざ?ま、いっか。次。「TAPAS(おつまみ)」の1品目と2品目Langoustine, Watermelon, Air of Vinegar (アカザエビ 、スイカ、お酢のエア)Spherical Sicilian Green Olives(球体のシシリアングリーンオリーブ)左の泡が「Air of Vinegar」、その下に「アカザエビ」、その下に「スイカ」右の黄色い球体の中に「オリーブジュース(フルーティな上質なオリーブオイル)」が入ってる。オリーブオイル・・・飲み慣れてないのでびっくり。3品目と4品目「Carrot Cotton Candy, Citrus Dust, Foie Gras Lollipop, Port Wine(ニンジンと綿飴、シトラスダスト、フォアグラとポートワインの棒飴)」人参を薄くスライスしてフリーズドライした感じのペラペラのペーパーに綿飴をからめて。フォアグラのテリーヌをポートワインで作ったカラメルでキャンディ風に。シトラスダストって、たぶんフォアグラロリポップにくっついてるばりばりした物だったかな・・・?(覚えてない)5品目「Liquid Ham Croquettes 2007 (液体ハムのコロッケ2007)」ハムの味のするスープをコロッケに。何これ~?あ、ホントだ、ハムの味がする液体だ・・・って味。美味しいけれど・・・一瞬の出来事・・・って感じ。6品目は目の前で調理してくれるオムレツその作り方が面白いの。ホイップした卵液をカクテルグラス(ローストオニオンが入っている)に注入、熱々のマッシュポテトをこれまた「注入」、マッシュポテトの熱で卵がクックされるとか。で、仕上げにオリーブオイルを吹き付けると・・・完成形「Aurum Omelette XXI century(オーラム オムレツ 21世紀)」オリーブオイルを吹き付けたら、そこがぽこっと盛り上がってくるの。写真でわかるかな・・・?これは美味しかった。グラタンみたいな味。そして「PLATOS(お料理)」の1品目「Olive Oil Soba, Golden Broth, Prawn Tempra(オリーブオイル蕎麦、海老天婦羅、黄金スープ)」Golden Broth は=黄金色のクリアスープは、天つゆの事かと。運ばれて来た瞬間、皆で「は?これが蕎麦?蕎麦なんてないじゃん!」と大騒ぎ写真の注射器に注目!写真右にある注射器の液体を注入すると・・・オリーブオイル蕎麦の完成オリーブオイルの蕎麦・・・・確かに麺っぽかったけど、麺じゃなかった。美味しかったけれど、見た目とか調理の仕方しか「記憶に残らない」かな。日本人以外には「ファンタスティック!!」な一皿かもしれないが、日本人からすると、味も別に・・・って感じだった。2品目「Lentil Bean, Pacific Oyster, Parmesan Cheese(レンズ豆、牡蠣、パルメザンチーズ)」牡蠣はちょっと生っぽいけど一応フライパンで蒸し焼きにしてある。牡蠣の下に敷いてあるのがレンズ豆のソテーみたいなの。ホイップしてるのはチーズっぽかった。牡蠣は少し生臭かった。3品目「Flog Legs, Smoked Eggplant, Ravioli of Fresh Herbs(カエルの脚、スモークした茄子、フレッシュハーブのラビオリ)」全員、「カエル」を「ツナベリー」に変更向かって左のペーストが「焼き茄子味ペースト(Smorked Eggplant)」、奥の赤いペーストがトマトのビューレ・・・だったかな?変えてもらったので、ラビオリがなかった。ツナベリー、食感も味も調理の仕方も下手くそ。真空パックしてある保存食みたいな食感。臭みがあるし。あれじゃあ、ツナが可哀想・・・。4品目「Lobster with Quinoa, Lakusa Froth, Pineapple(ロブスター キノア添え、泡立てたラクサ、パイナップル)」ロブスターの下に、泡立てたラクサソース、薄っぺらい板みたいのがキノアの焼いたもの。キノアとは、アンデス地方の穀物。栄養価が高いらしい。恐らく小麦粉と混ぜた生地を焼いたのではないか。。。小麦アレルギーの人にはこの「キノア」がいいらしいキューブは焼きパイナップル。ロブスターは美味しかったのに、なぜラクサ味なのか・・・。普通のワインとバターのソースが良かった。。。5品目「Suckling Pig, Lemon Puree, Gin & Juniper Jus (乳飲み子豚、レモンピュレ、ジン&ジュニパーソース)」子豚のカリカリロースト。本当にぼりぼり、がりがり・・・って感じにで固い(歯が悪い人は食べちゃダメ!)恐らく、ジュニパーの香りだろうか、漢方っぽい風味。外側はガリガリ中は脂身。北京ダックみたいに皮と脂身を食べる料理みたい。食べてしまったものの・・・・後で後悔。子豚ちゃん、ごめんなさい。もう食べません。そして「Postress(デザート)」「Melon & Sherry Sherbet(メロン&シェリーのシャーベット)」メロン、パッションフルーツ、シェリー酒のシャーベット風デザート。これはまあ、美味しかった。「Green Tea, Rasberry, Vanilla Cream(緑茶、ラジズベリー、バニラアイス)」緑色の粉・・・抹茶だと思うでしょう。違います。抹茶パウダーを混ぜたオリーブオイルを霧状に吹き付けたのを凍らせた物。だから、溶けたらただのオリーブオイル。デザートにオリーブオイルは必要ないからっ!!抹茶の香りが台無し。これは酷い。そして食後のコーヒーのお菓子お姉さんは「パイナップルゼリーとアーモンドパウダーのお団子(プラリネ)」って言ってたけど、奥のキューブ状の物(パイナップルゼリー)、絶対パイナップルではなくオリーブオイルだよ、あれは。いや、マジで。オリーブオイル味のゼリー。激マズアーモンドパウダーのお団子(プラリネ)は美味しかった。オリーブオイルだらけ、今回のテーマが「Olive Oil」だったのかも。メニューは2週間毎に変わるらしい。キッチンからちらちらと私達の反応を凄く気にしてたシェフ。最初の球体のオリーブオイルや綿飴を食べた「皆の表情が渋かった」からだろう。メインのお料理の前にテーブルに来て「後でもっとハッピーにしてあげるからね」と言っていた。「マズい」とは言わないが、148ドルに値する味ではない。素材の組み合わせ、料理法、サーブの仕方など、趣向を凝らしていると言えばそう言えなくもないが、7割が失敗に終わった・・・・というか「奇をてらった」だけの料理。遊び心満載でただ雰囲気を楽しむ・・・にはいいが、美味しい物を堪能したい人には不向き。そう言う意味で、若いカップル向きの店だがシンガポールのカップルはきっと見向きもしないだろう。高いから。この店、潰れるのも時間の問題と思われる。あ、そういえば、パン(オリーブの実が入ったパン)は美味しかったなあ、、、はしゃいでいたのは、車椅子に座った最初の10分くらいだけだった・・・。しょぼん多分、もう行かないと思うし、すぐ潰れると思う。このお店。勿体ないね。 人気blogランキングへ私のメインのサイト「猫のあくび」は、幸四郎の沢山のムービーや写真、シンガポールの知られざる魅力、大好きなアフリカ旅行について紹介しています。ケニアのロッジの様子や、サファリで出会った動物達を沢山のムービーでご覧になれます。東アフリカに興味がある方は、必見です。是非遊びに来てくださいね。