Park Hotel Orchard 内「達屋」
更新が滞っていて写真が溜まってます。7月に入りましたが、まずは6月後半の出来事から・・・。****夫とオーチャードのPark Hotel Orchard(旧Crown Prince Hotel)の和食のお店「達屋」に行った。ここは日本でもなかなか食べれない様な、上質で美味しいお寿司やお料理が出てくる。オーナー兼料理人のロニーさんは14歳の頃から厳しい板前の修行(しかも日本)で腕を磨き、師匠のもとで板前として働いた後シンガポールに帰国、ワンフラトンにはエスニック系料理のお店(タイ料理?)を構えるなど、料理人として大成功を納めている。しかし彼は慢心する事無くお客様への心配りや職人としての仕事の質など、「初心を忘れる事無く」常に努力を積み重ねている立派な人。ネタにも凄くこだわっていて、築地内にも事務所(お店?)を構え、常に最高級で上質なネタを築地から直送しているとの事。料亭の様な美しい盛り合わせ、素材を生かした繊細な味付け、板さんの見事な手さばき・・・・どれをとっても、ここは日本か?と思える程の素晴らしさ。もちろん店内はどこも清潔で、カウンターに座ってその仕事の様を見ていても、気になる所や不安に感じる様な要素が全くない。先日は「とある和食の店」(リーズナブルなファミレス系のお店)に行った時、「刺身を切っている包丁」を拭った布巾(雑巾?)で器や皿を拭っている様を目の当たりにしてげんなりしてしまった。この「達屋」はそういう見えない細部も教育が徹底されており、本当に感心する程である。「写真1枚目:フカヒレのポン酢あえ」 フカヒレをさっと茹でてぷりぷりの食感を楽しめる一品。煮ると溶けてなくなってしまうコラーゲンがそのまま残ってこりこりしてるの! 「写真2枚目:生ダコの握り」岩塩とかぼすでさっぱりといただく。タコはやっぱり生ダコ、しかも塩&かぼすに限る!!この日、4回お替わりした。泣きながら食べた。「写真3枚目:丸茄子の海鮮餡掛け」米茄子をさっと揚げ、海老と帆立の餡掛けとたっぶりの白髪葱で。美味い・・・の一言。「写真1枚目:達屋店内」カウンターできびきび働く職人さん達。現在は日本人の板前さんも2人いる。「写真2枚目:鱧の梅肉ソース」さっぱりとして上品な味。シンガポールで鱧が食べられるとは!!「写真3枚目:海老とトウモロコシのかき揚げ」これ、単なるかき揚げではない美味さ。フレッシュなトウモロコシを使っているので風味、歯ごたえが違う。思わず唸る程の美味さ。「写真4枚目:抹茶ムース」本物の抹茶を使ったムース。繊細な味と香り。凄く美味しかった。ここのお料理や握りは、ちょっとした「小技」を効かせていて凄く美味しい。例えば、烏賊の握りには「ゆかり」をぱらりと振りかけたり、脂の多い大トロは「お好みでさっと炙って」くれたり、同じ握りをもう一度頼んだら、少し違った感じで握ってくれたりする。ネギトロ巻きを頼んでみたら、さくさくする食感と独特の風味が!なんと、白胡麻と揚げ玉を一緒に撒いてるの。いちいち感動する事が多く、いつ来ても本当に新鮮な歓びがあるお店。しかし、お値段は高い。よって、我が家は年に1度くらいの「特別な時」しか来れない。でもロニーさんは、いつも私達の事を歓待してくれる。(この日は新店舗の準備で忙しくて、お店にはちょっとだけ顔出していた)板前さんの気配りも素晴らしく、調子に乗ってアラカルトで食べちゃったらもの凄い事になっていたらしく「アラカルトで頼まれたのでお値段が相当行っちゃってます、今日はお任せのコースにつけ直しておきましたので」とそっと耳打ち・・・。あ、あ、ありがとうございます!!この「達屋」、リャンコートに支店が出来るとの事。お寿司と和食がメインではなく、ちょっとカジュアルな和食の店にする・・・らしい。楽しみである。ちなみに、チャイムスにある「達寿司」は「達屋」の支店ではなく、別経営。お弟子さん(?)が暖簾分けしてお店を出しているらしい。Tatsuya Japanese Restaurant Park Hotel Orchard #01-05270, Orchard Road S(238857)行く時は予約をした方がベター 人気blogランキングへ私のメインのサイト「猫のあくび」は、幸四郎の沢山のムービーや写真、シンガポールの知られざる魅力、大好きなアフリカ旅行について紹介しています。ケニアのロッジの様子や、サファリで出会った動物達を沢山のムービーでご覧になれます。東アフリカに興味がある方は、必見です。是非遊びに来てくださいね。