持久力テスト
今日は自分の持久力を試しに、真駒内公園まで歩いて往復してみた。今日は晴れて空が明るく、気温もそれなりに上がったので、そこかしこで小鳥たちが声高らかに囀っている。ホオジロ系の複雑な囀りも聞こえる。姿は見えないけど。往路は豊平川の河川敷をひたすら上流へ向かってのぼって行く。折り返し地点は豊平川さけ科学館に定めた。さけ科学館の横には川が流れていて、秋になると鮭たちがここまで遡上してくる。私が歩き始めたのは川の中流ぐらいからだから、鮭たちはその倍の距離を、川の流れに逆らって命がけで上っていくわけだ。自然って厳しいなぁ…とか思いながらずんずん歩いていくと、途中工事中で土手の上にあがらないといけない区域があった。そこは土手の上を川沿いに歩いていって、工事区域が終わったところでまた河川敷に戻る。土手の上を歩いている時に、自分よりちょっと先の斜面に何らかの小鳥が舞い降りたのが見えた。立ち止まってカメラをスタンバイし、望遠をのばしきって何枚か撮影。どうやら撮られてることには気づかないでくれたようで、リラックスしている様子だった。帰ってから図鑑で調べてみたんだけど、ホオジロの雌かなぁ…顔と背中はビンゴなんだけど、おなかがホオジロ♀にしては白すぎる気がする。他に似ているとすれば、クロジ♀か、オオジュリン♀か…でも、これだ!という確信がもてない。うむう。でも撮り終ったらこの子の近くを通らないといけなくて、そうなると驚かせてしまうなぁと気が重かったんだけど、全然我関せずだった…強心臓だな見かけによらず。更に遡って行くと、中州(だと思ってたけど普通に土地だった)がごっそりえぐられている場所があった。去年の大水の時にやられたんだろうな…あたりの木々も水に浸かったっぽい感じで、傾いたり白く立ち枯れていたり。やっぱり自然は厳しい。何も悪いことしてないのにひどい目に遭うなんて当たり前なんだから。いつの間にかすごく歩きにくい、石がごろごろの地面になっていて、ありゃどうしようと周りを見回すと、折り返し地点に到着していた。ただし、階段も何もない土手をのぼらないと先に進めない状況。なのでカメラをちゃんとしまって、よしやるか、と急勾配の土手を見上げる。バランスを崩しても怪我をしないよう、前傾フォームで慎重に、かつ大股で一気にのぼっていく。結果足が滑ったりバランスを崩したりすることなく、無事土手の上へ。ちっちゃい頃からお転婆だったしね。三つ子の魂百までとはまさにこのこと。真駒内公園で一旦日陰に入ってケータイの活動量計をチェックしてみると、出発から3時間弱で14kmほど歩いたところだった。ここまでで、JRヘルシーウォーキングならゴールしている距離。そこからは石山通をずんずん北上して、大通を目指す。途中、ハクセキレイのつがいが私の行く手に舞い降りた。可愛いけど怖がらせたくないから飛んでってくれーと思いながら立ち止まって見てたんだけど、このニンゲンは危険じゃないとでも思ったのか、全然逃げない。嬉しいけど逃げてくれー。歩いて歩いて、大通に着いて、行きつけの喫茶店でカフェラテをいただいて軽くアミノ酸を補給して、もうかなり疲れていたのでちょっと迷ったんだけど、自宅まで歩いて帰ろうと腹をくくってもうひとふんばり、歩き出す。途中、ライラックの芽がだいぶ開いてるのを見つけた。他にレンギョウは日当たりのいいところでは綺麗に咲いていて見頃になってるし、コブシはまだつぼみの状態だけど、あとひと暖気で開花しそう。春までもうひといきだ。橋の上から川の中州を覗き込んだらオオセグロカモメが佇んでいた。何の気なしに撮って、あとでよく見たら片足の先がない…何かに襲われたのか、事故か、はたまた奇形か。ひょっとしたら、悪いニンゲンの嗜虐趣味の犠牲になったのかもしれない。子供の頃よく読んでいた本では、主人公のセグロセキレイが人間に空気銃で撃たれて、片足を失っていたから。ホント人間てクソだな。いずれにしても、厳しい自然の中でハンデを負って生きるのが余計に大変なのは間違いない。でもこの子は、両足が揃っている他のカモメを羨んだり妬んだりせず、日々懸命に生きているんだ。この子の元に、縄張り争いに負けて弱った魚が流れて来ることを祈ろう。春はまだかと探しながら歩いていたら、フライングして咲いちゃってる桜発見。日当たりもいいし、足元には地下鉄が通っているから温かいんだろう。あんまり望ましいことじゃないかもしれないけど、やっぱり桜が咲いてるの見るとテンション上がっちゃうね。出発してから7時間余り歩いて歩いて帰宅して、結果。歩数:39,785歩歩行距離:31.3km消費カロリー:514kcal脂肪燃焼量:36gいきいき歩数:35,275歩いきいき歩行時間:4時間41分活動量:9.8Exいきいき活動量:8.4Exまだ数日前のジョギングの筋肉痛が残る脚でこの結果を出せるなら、まあまあ歩けてる方かしらねぇ。