|
カテゴリ:共依存克服
心理学の分野では、「交流分析」という理論があり、その中で「ゲーム」という考え方があるようです。
一般的にゲームと言うと、テレビゲームやスポーツなどを想像しやすいかと思いますが、心理学の中でのゲームというのは、本音が表に出てこない(内部に潜んでいる)状態で、非生産的・非建設的な交流の仕方で、お互いに嫌な気分になって終わるものです。 本音が出てこないというのは、意図的に隠すというよりは、ゲームをやっている本人自身も気付いていないことが多いようです。 ネットで検索すると色々なサイトが出てきますが、たとえば ・誰かに構って欲しくて、不自然な行動をする 他人の持ち物をわざと傷つけたりする→悪い意味で、自分に注目してもらえる 犯罪や問題行動を起こす→同上 ・相手に相談を持ちかけるが、実は自分の中で結論は決まっており、そう結論付けられるように誘導する アドバイスがあっても→「うん、でも」で相手の意見は否定してばかり 相手がアドバイスに疲れたところで→「どうせ私はこうするしかないから」と既に決めてあった結論で終わらせる ・自分から意見や行動を起こさずに、相手に任せておきながら、最後は「あなたのせいで私は被害を受けた」と主張する など・・結局は、お互いに嫌な気分になり、どちらもハッピーになれないやりとりです。他にも色々なパターンがありますので、興味あればぜひ検索してみてください。 ゲームは、「仕掛ける人」と「引っかかる人」で成り立っているので、そして私は、よく引っ掛けられると思うので、これから人と接する時に 「あっ、これはゲームじゃないか」 と感じることができるように意識したいということと、そう感じたときにゲームから降りたり、離れたりする方法を身に着けたいと思っています。 対策は、 まずできそうなのは、トイレに立ったり動いたりして、その場所から離れること。 ゲームが始まっていることを自分で意識すること。 役割どおりのリアクションをせず、相手の思い通りに行動しないこと。 などです。 なぜゲームを仕掛ける人がいるのかというと、メリットは 「暇つぶしになり、楽しめる」(こんな人と接したくないですけど) 「自分の存在価値を感じたり、自分の正当性・優越性を確認できる」(事実はそうじゃないと思いますけど) 「現実の問題を検討したり、改善を試みるという行動を取らずに、逃げることができる」(うまくいくかどうかもわからないことを考えたり努力するより、自分の世界に浸っちゃってるほうが楽だというとても後ろ向きな考え方ですね・・しかし、こういうことをして意識をそらしていても、現実は何も変わりません) ・・まあ、嫌な人のパターンぽいですね。 ゲームの中には、相手の気持を考えずに必要以上に世話を焼いて、「私はこんなにあなたのことを思っているのよ」(しかし相手にとっては迷惑だったりする)というゲームもあり、これで自分の存在価値を感じているのであれば、これって確実に共依存でもあると私は思います。 きっと私の両親や兄弟も、ゲームをしかけてくる傾向が強いのだと思います。 会って話すたびに、いつの間にか挑発されて、自分としては必死に・真面目に対応しているつもりだったけど、結局は相手の思い通りに操られているんでしょうね・・。で、つまらない結論で終わり、後になって「話なんてするんじゃなかった・・」といつも悲しくなるんです。 前記事の、「わかってもらおうと説明するのをやめる」とも被りますが、エネルギーの使い道を自分で考え直す必要があるのかも知れませんね。 --- ★「交流分析」の書籍はこちらから★ ★「ゲーム理論」の書籍はこちらから★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[共依存克服] カテゴリの最新記事
|