毎日感じたこと、時々は台湾のこと

アル・カポネといえば、シカゴの『夜の帝王』と呼ばれました。

アメリカで禁酒法が施行されていた当時、密造酒の製造販売により、暗黒街
に君臨しました。

それを当時の人々は『カポネ帝国』と呼びました。

しかし、『おごれる者は久しからず』で、カポネにも最後の日がきました。

カポネが脱税容疑で告発されたのです。

裁判で有罪となり、１９３２年（昭和７年）５月４日、アトランタ刑務所に
収監されました。



当時の新聞は「アル・カポネが刑務所を牛耳っている」と書いていました。

実際には逆で、アルが他の囚人の『いじめ』の標的になっていました。

「酒と女はどこにある？デブ」などと言われたこともありました。



しかし、刑務所内では娑婆（しゃば）にいた頃、アルに世話になった者もい
ました。

彼らはアルの味方になりました。

刑務所内でのアルの仕事は靴工場で靴の修理でした。

毎日８時間、電動ミシンで靴底を縫い合わせていました。



同年８月２２日、アルカトラズ刑務所に移されました。

この頃から梅毒の症状がひどくなりました。

１９３９年（昭和１４年）１１月１６日、アルは釈放されました。

１９４７年（昭和２２年）１月２５日、アルは亡くなりました。

４８歳でした。

その日は土曜日であったため、翌日の日曜版には大きく報じられました。

ニューヨーク・タイムズは、アルの死を『悪夢の終わり』と伝えました。



日本では、まもなく『想定外』氏が２年６月の懲役刑に服します。

彼の『刑務所生活』は果たして、、、、、。