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カテゴリ:読書
ひさしぶりに山本さんの作品を読みました。
<ストーリー>(集英社文庫の裏表紙から引用) 短時間、正座しただけで骨折する「骨粗鬆症」。美人と言われてトイレにも立てなくなる「便秘」。恋人からの電話を待って夜も眠れない「睡眠障害」。月に一度、些細なことで苛々する女の「生理痛」。フードコーディネーターを突然、襲う「味覚異常」…。恋が、仕事が、家庭が、女たちの心と体を蝕んでゆく。現代女性をとりまくストレス・シンドロームと、それに立ち向かい、再生する姿を描く10話。 「絶対泣かない」は、15の職業の15人の女性の物語でしたが、 この「シュガーレス・ラヴ」は、女性によくある(女性特有の)病気・症状の物語です。 ・骨粗鬆症 ・アトピー性皮膚炎 ・便秘 ・突発性難聴 ・睡眠障害 ・生理痛 ・アルコール依存症 ・肥満 ・自律神経失調症 ・味覚異常 と出てくると、ちょっと手に取ってみようかな?と思ってしまう方も 多いんじゃないでしょうか? 山本さんだけあって、女性の業の深さが怖いくらいに描かれているのですが、 男性の視点から描いた 「鑑賞用美人―便秘」と「過剰愛情失調症―自律神経失調症」のお話は この中にあると、ほのぼのしていて、ほっと一息つける感じでした。 やさしい中年のおじさんのお話もいいです。 一番怖かったのは、「月も見ていない―生理痛」かなぁ? 生理痛のイライラを解消するために、通りすがりの酔っぱらいをスタンガンで 撃つって話です。最後にはセクハラ上司も撃ってしまう。 そこは読んでいてスカーッとするんですが、まだ続きがあって、 そのスタンガンは、オタクな弟の部屋にあった雑誌の広告を見て買ったんだけれど、 オタクなはずの弟が、かわいい女の子とデートしているところに遭遇してしまう・・・ その時の壊れ方も怖かったです。 男性は読まない方がいいかも(^_^;) *今日1つ目の日記でした* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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