キース・エマーソンのライヴ!
神様がまたひとり、ここにもいらっしゃいました。 もうね、ほんとにすばらしかったです。御年61才だそうですが、こういう方達って、いくつになってもエナジーのかたまりのようですね。(もちろん体力の衰えはあるんでしょうけれど、そのぶんを高い精神性が補っているように思います。)開演時間10分過ぎくらい?に、誰からともなく催促の手拍子が始まって、会場のライトが消えたと思ったら、バーンと荘厳なパイプオルガンの音で始まったシンフォニーに、鳥肌立ちましたです!東京厚生年金会館、1階11列目、キース氏のキーボードがよく見える位置で、めっちゃうれしかったのですが(みなさん、UDOさんの会員になりましょう♪ 先行予約でハズレはない感じですよ?)、年齢層はやっぱり高くて、若いひともちらほら。(小学生くらいのお子さんを連れていらっしゃる方もちらほら。)なので、じっくり座って聴かせていただけたのは、よかったです。ここでも、あるべきスタンディングオベーションの姿がございましたよ。オールドファンには、感極まるものがあったと思います。私みたいな、ちょっとE,L&Pをかじった者には、ノリノリのライヴだったんですが(開演前のBGMが、運動会の定番「天国と地獄」ですからねー。思わずリラックスしちゃいました)腕組みしながら固まって聴いていらっしゃる方の多かったことか。サッカーのゴールの時みたく、拳を振り上げて、いちいち叫んでいらっしゃる方が斜め前にいらっしゃったのは、ほほえましかったですが・・・キース氏は単独ではなく、バンドでいらっしゃってました。with ギター兼ヴォーカル(デイヴ・キルミンスター) ベース(フィル・ウィリアムズ) ドラムス(ピート・ライリー)ギターのデイヴさんが、めちゃんこ上手で、JunkoさんやMOSMACさんに聴かせてあげたかったです!(voは、いまひとつこなせてないかんじがしちゃったな~。ごめんね)配線むき出しの手作りシンセ?(モーグ・シンセサイザーというそうです)を操られたときは、おなかの底に響いて来ましたですよ。☆シンセサイザーの父、モーグ博士のドキュメンタリー映画「MOOG」もあるそうです。余談ですが、それを聞いて、テルミン博士のドキュメンタリー映画「テルミン」思い出しちゃいました、私。←ここのサイトに、「バーチャル・テルミン」がありました。遊んでみて~♪スタンウェイのピアノでの演奏もすばらしかったです。キーボードの背面からの演奏(逆弾き?)にもたまげちゃいましたが。バッハのトッカータとフーガ? ちょっとはずれちゃうんですけれど、E,L&Pを知ったのは、青池保子先生の漫画「イヴの息子たち」なのですよ。登場人物のヒースのモデルは、キースで、ヴァージルのモデルは、カール・パーマー。(2人が愛して止まないジャスティン・レイのモデルは、ロバート・プラントだったけな?)そこで描かれていたヒースは、馬面で怪力の持ち主、興が乗ると、ピアノを投げ飛ばしちゃうんですよ~(マンガですから(^_^;)) でも、今日、キース氏の渾身の演奏を見ていて、ピアノ壊しちゃいそう、って思いました。ジェフ・ベックをオオカミみたい、とシャケ缶さんが言ってらっしゃったんですが、キース氏はネコ科・・・ヒョウみたいだなーって思いました。とはいえ、キース氏、すっごくお茶目な面も見せてくださいまして、老眼鏡(リーディング・グラス)をはめてカンペを見ながら、ジャパニーズジョーク?を一発。「ポケットに布団がはいってる」 オチはなんでしたっけ?? そりゃたまげた、とか、そんなかんじでした(^_^;)シンセの端末?とギターとの掛け合い(おしゃべり)もおもしろかったです。キーボードとギターの速弾き合戦はすごかったです!そうそう、ブルースハープもやってくれちゃったのにはビックリ!シンセがショートして煙を噴いちゃいました~って演出(ほんとはスモーク)も、愉快でした。アンコールは2回もあったのですが、1回目、ツェッペリンの"Black Dog"(ですよね?)やってくれましたし~! (そうそう、中盤で、デイヴが「天国への階段」のさわりを弾いて、「なーんちゃってね(今日はやらないよ~)」って顔をしたのが、お茶目でした。)2回目、「中国で録った」って、電車の音を流してくれて、"Honky Tonk Train Blues"をやってくれました。ノリノリー♪大阪でのセットリストがこちらにございます。*sweet rendes-vousさんへ。あの有名な曲は「Lucky Man」です。わたしたちもラッキーでございましたよね(>_