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昭和22年(1947年)の夏だったと思います。私は自転車に乗って、上京(かみぎょう)区へ用事に出かけました。 その帰り道。京都御所(ごしょ)の西側の中立売御門(なかだちうりごもん)から入って、京都御苑(ぎょえん)の中を南の堺町御門(さかいまちごもん)に通り抜けようと、自転車を走らせました。御苑内に人は見かけませんでした。 最近の京都御苑(PARSIFAL G1さん提供) 堺町御門の近くまで来ると、東の方から身なりの良い少年が、お供らしい大人2人を伴って、御苑内をこちらへ歩いて来るのが見えました。どなただろう、と、自転車から降りて立ち止まりました。 近づいて来られたお顔を見ると、皇太子殿下(現代の今上天皇)でした。私は一礼して 「こんにちは」 と申し上げると、右手をさっと挙げてお答えになりました。澄んだ眼をしておられたのが、とても印象に残っています。 敗戦直後の今は惨めな国情だけれど、このお方が天皇になられたら、日本も一新されるだろう、と、私は希望を強く感じました。早く成人されて、皇位に就いていただきたいなと思いました。 今上天皇の皇太子時代の写真(出典 Wikipedia) 左は昭和16年(1941年)12月、右は昭和27年(1952年)11月のお写真です。京都御所で私のお会いしたのは、丁度この中間のお歳・13歳になられたときでした。 私は、皇太子殿下がお生まれになったとき、お祝いの提灯(ちょうちん)行列に参加して歩いたことを思い出していました(2010年4月28日のブログ参照)。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * このページの公開時からご覧の方は、お気づきのことと思います。京都御苑の写真が替わりました。新しい写真は、PARSIFAL G1 さん から提供していただきました。ご厚意に対しあつくお礼申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月12日 10時41分52秒
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