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2016.04.08
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カテゴリ:映画/パニック
【パッセンジャー57】
20160408

「社長がテロ対策の部長におまえを望んでいるんだ」
「俺には責任が重いよ」
「おまえ以上のヤツなんかいないよ」
「いや、まっぴらだ。もう辞める!」
「もう一度頼まれてくれよ、おまえのためでもあるんだ。リーサのことでいつまでも自分を責めるな」


最近の作品ではなくて恐縮。
しかも役者さんの顔ぶれも華やかさに欠けていて、ヘタをすればB級なニオイもしそうな雰囲気だ。
とはいえ、85分という良心的な時間と、ネットで何人かのレビューを閲覧したところ、概ね高評価だったことから、ならば一つ見てみるかと思ったしだいである。
内容は、ハイジャックされた飛行機という密室において、テロリストとテロ対策のプロが戦いを繰り広げるという、いわばパニック・アクション映画だ。
今や、リアルタイムでイスラム国の傍若無人なテロ行為が繰り返されている。
それはもう言葉にするには憚れるほどの陰惨で残虐なものである。
『パッセンジャー57』は、とくにメッセージ性もなく、単にドキドキハラハラ感を視聴者に存分に味わってもらおうという娯楽映画ではあるけれど、2016年現在、この作品を見ると、何やら改めてテロ対策の強化とかテロへの憎しみみたいなものをひしひしと感じないではいられないのだ。

ストーリーはこうだ。
ジョン・カッターはテレビのテロ対策番組で、セキュリティーのノウハウを教える仕事に従事している。
もともとはテロ対策のプロとして世界でも有数の人物だったが、妻と買い物に出かけた際、強盗に妻が射殺されるという過去を持ち、一線を退いていた。
ある時、大手航空会社の幹部の友人から、テロリスト対策の専門官としての依頼を受ける。
最初は渋っていたジョンだが、他ならぬ友人の熱心な誘いだったこともあり、引き受けることにした。
一方、凶悪テロリストであるチャールズ・レーンがFBIに拘留されていた。
レーンは人間としての感情や良心に薄く、平気で殺人を繰り返し、多くの人々を殺害して来た。
そのレーンを死刑制度のあるロサンゼルスで裁判を受けさせるため、飛行機で護送することになった。
レーンは周到な計画で、まずはFBI捜査官らを射殺し、仲間とともに飛行機をハイジャックする。
その飛行機には、たまたまジョンが乗り合わせていた。
ジョンは残虐非道のレーンたちテロリストを撃退するため、単身挑むのだった。

冒頭はベタだとは思うが、妻が強盗に射殺されるという回想により、主人公ジョンが妻を助けてやれなかった己のふがいなさに自信を喪失しているという始まり方である。
そんな中、ハイジャック事件が起きて、ひょんなことから知り合ったキャビンアテンダントの女性とイイ感じになって、本来の自分を取り戻し、テロリストに立ち向かうという流れは、まぁ、ありふれてはいるが、それでもドラマチックではある。
ジョン・カッターに扮する黒人俳優ウェズリー・スナイプスは、幼いころから武道を習っていたようで、素手で体を張って格闘するシーンは、なかなか本格的でカッコイイ。
テロリストのチャールズ・レーン役にブルース・ペインが演じているが、この人いつもこんな悪役をやっているのか、妙にハマっていた。
映画としてはよくありがちな展開だし、ベタな内容かもしれないけれど、85分という短い枠の中でこれだけのドキドキハラハラ感を提供してくれるのなら、70点はつけてもいいだろう。
アメリカのアクションTVドラマとか好きな方はもっとハマるかもしれない。

1992年(米)、1993年(日)公開
【監督】ケヴィン・フックス
【出演】ウェズリー・スナイプス


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最終更新日  2016.04.08 08:06:29
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