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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
誰にしても生涯の「最も美しいとき、美しい場所」があるはずだ。
但し、誰しも、そこにいる時間は短く、再びそこを訪れ、その ひとときを得ることを心に願って生きているのではないか。 カウボーイ同士の愛が描かれていることで、そこに注目が集るのは 仕方がないにしても、それにこだわっていると、この映画の本当の ねらいを見失うのではないかと思う。 この物語が1963年に始まり、1980年初頭に終わることに 注目したい。 1963年はケネディ暗殺の年。強いながらもイノセンスなものを 持っていたアメリカの最後の年である。 ベトナム戦争、ウォーターゲート事件を過ぎて、その後遺症に悩み ながらレーガンの強いアメリカを迎えるまでの時代。再び強いアメリカ の時代にはなったものの、そこにはかってのイノセンスなものはない ことを観客は知っている。 だからこそ、観客にもあのブロークバック・マウンテンの美しい風景 とその日々に心うたれる。 この映画に最も近いものは「再会の時」や「ラストショー」であるかも 知れない。 川本三郎の「フィールド・オブ・イノセンス」をもう一度読んでみようと 思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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