ポール・アンダーソンという監督の名前を初めて
知ったのは「イベント・ホライゾン」のポスター
であった。その時に、これは冗談かと思ったのは
同名のＳＦ作家がいること。
「イベント・ホライゾン」も「ソルジャー」も
期待以上の傑作であった。
「バイオハザード」は、私としてはさほど好きに
なれなかったが、この監督のＢ級映画の職人ぶり
には注目。
作品をスケールアップして見せるはったりの効い
た独特の映像センスもＢ級作品にはぴったり。
この監督の面白いところはシリーズを手がけない
こと。
「バイオハザード」も「エイリアンＶＳ．プレデ
ター」も続編の監督は手がけていない。ひとつの
作品にはおさまらないという意思が見える。
そこがなかなか面白い。従って、「デス・レース」
の続編が出来たとしても、これは監督はしない
のではないか。
あの不朽の傑作「アルゴ探検隊の大冒険」のリメ
イク企画があるなら、この監督を期待したい。

もちろん、あのポール・トーマス・アンダーソン
とは全くの別人である。