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カテゴリ:読書レビュー
この本の献辞に映画「愛の嵐」でシャーロット・ランプリング
が歌う詩の一部が書かれている。 何故、「愛の嵐」かと思いながら読み始めていくと後半で、その 意図が理解できる。 そう、この小説は日本版の「愛の嵐」なのだ。 最後の一行は二人の関係を、そして彼女の望みを的確に表現して 実に映像的であり、同時に衝撃的である。 小池真理子には連合赤軍事件を遠景においた「恋」という作品が あるが、同様の時代背景のこの「望みは何と訊かれたら」は、 「恋」以上の傑作であるといえよう。 あの時代をこのように描いたということに驚いたが、このような 描き方でこそ、あの時代の持つ空気を表現できるのかも知れない。 すごい小説だ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月20日 14時43分18秒
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