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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
少女と少年との二人だけの十字架集めという遊び。
二人だけの秘密の場所での秘密の遊びという。 「シベールの日曜日」は、この「禁じられた遊び」から インスパイアされたものかも知れない。 ラストは少年の名前と「ママ!」と叫びながら雑踏の中 に消えていくが、あれから彼女はどうなったのだろうか? アントワーヌ・ドワネル少年も鑑別所を脱走して海辺へと やってきてそこに佇むのであるが、あれから少年はどうな ったのだろうか?「大人は判ってくれない」のラストは、 もしかしたら「禁じられた遊び」のラストから影響を受け たのかも知れない。ルネ・クレマンとトリュフォーは新旧 の相容れないライバルであったのだが・・・。 「禁じられた遊び」は、観客は少女を中心に見るのである が、少年の立場からもまた、言いようのない悲劇なのであ る。ある日突然に彼の前に現れて、心が通い合った少女の 存在は非常に大きかったのではないか。パリから来た少女 は、少年にとっては新しい世界へと導く存在ではなかった のか。 その彼女が理不尽にも奪われていく。十字架を川に捨てる シーンにはその悲しみが強く描かれている。 この別れは死別ではないが、あまりにも残酷だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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