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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
「ザッツ・エンタテインメント」で判るようにMGMが製
作したミュージカルは、まさに夢の世界の物語であり、そ れは観客にとって現実からの逃避であった。 ヒーローとヒロインが活躍する物語はジャンルを問わず、 逃避の役割を果たしており、ミュージカルに限ったことで はないのであるが、生身の人間のドラマの中に歌や踊りを 入れる構成は、まさにありえない夢物語であり、現実逃避 ドラマとしては最適の形態であったわけだ。 こうしたことを考えると「ウエストサイド物語」がいかに 革新的なミュージカルであったかよく判る。 日本映画で「仁義なき戦い」が任侠映画とプログラム・ピ クチャーを壊滅させたように、この「ウエストサイド物語」 は夢のミュージカル映画を壊滅させたのではなかろうか。 また、その数年後に登場する「キャメロット」も、理想郷 崩壊の物語を重厚な画面が、重苦しい展開となり、夢のよ うなミュージカルとはならなかった。 「キャメロット」は、アメリカン・ニューシネマ誕生の時 期であり、ミュージカルというジャンルもまた、その時代 の波にもまれたわけである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月15日 07時23分32秒
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