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カテゴリ:ヨーロッパ映画
作家のエステルは妹アンナとその息子ヨハンと共に列車で旅行をしていた。ところが途中でエステルは病気になってしまう。彼女らは見知らぬ国の見知らぬ町で降りてしばらく滞在することになるが・・・・・。 イングマール・ベルイマン監督が1963年に作った映画でメチャメチャ良かったです。 この作品は「鏡の中にある如く」「冬の光」と同じ「神の不在」をテーマにした3部作シリーズの1つです。。。。。 ただ、ちょっと無理矢理のような。。。。。 姉エステルと妹アンナの人間関係、確執がテーマのような気がします。どちらかと言うと「ペルソナ」に近いんじゃないでしょうか。 エステルを演じるのはイングリット・チューリン(「野いちご」)です。 そしてアンナを演じるのはグンネル・リンドブロムです。彼女はめちゃめちゃエロいです。 この映画は日本公開当時成人指定にされたそうです。セックス・シーンは過激というわけではないんですが、確かにかなりエロいですね。 これはやはりベルイマンの演出がかなりうまいんだと思います。 ベルイマン映画の舞台は孤島だったり、避暑地の大邸宅だったりと世間から隔絶されたロケーションが多いですね。 今回は言葉の通じない見知らぬ町のホテルが舞台で、登場人物は人が大勢いるにもかかわらず孤独を感じます。キャラクター同士がお互いに向き会うような設定になっているんですね。 「沈黙」というタイトルどおり映画全体はとても静かな印象を受けます。音の使い方もかなり計算されている感じです。 ベルイマンはすごいですね。感心します。 バイバイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/09/22 12:10:54 AM
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