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カテゴリ:インドネシア田舎暮らし
去年の秋、インドネシアに行ったときのお話です。
旦那の実家に泊まっている時。 私が子供達と庭で遊んでいると、向こうからふくよかな女性が子供を抱っこしながらやってきた。 「いつきたの?」 と、私に微笑みかけた。 彼女と握手しながら、私は賢明に記憶をたどる。 誰だっけ?誰だっけ?近所の人には違いないけど ・・・思い出せないわ。 しばらく話をしていて、やっと気がついた。 Aさんだ!! わからないはずだ。 Aさんはスカーフをしていないんだもの。 イスラム教徒の女性はスカーフをかぶっているイメージがあるが、ジャワ島にある旦那の実家の村では日常的にスカーフをかぶる人はいない。 結婚式や葬式やイドゥル・フィトゥリのときだけスカーフをする。 学校がイスラム系の子は学校に行くときはかぶるが、帰ってきて制服を脱げばスカーフもはずす。 そんな村でいつもスカーフ姿のAさんは目立っていた。 彼女はもともとこの村の生まれではない。 彼女の父親はこの村の出身で、若い頃スマトラ島に渡り、コーヒー栽培をはじめた。 そして現地の女性と結婚し、生まれたのがAさんを始めとする兄弟達だ。 Aさんはこちらの大学に通うためにこのジャワ島に来ていたのだ。 私が知っているのはいつもスカーフをかぶった、きちんとした身なりの彼女だ。 一度だけ彼女の家に行ったことがあるが、そのときも私の旦那がいっしょだったせいか、少し待つように言われて、ややしてスカーフ姿でドアを開けてくれた。 しかし、この日の彼女はアッパッパ(?)↓をきて、子供を抱えている。 全然わからなかったわ。 そういえば結婚したって聞いていた。 人って変わるものね・・・って他人のことは言えないけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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