武蔵野三十三所観音巡礼 その9
今回は、第11番普門院からでした。 西武池袋線・西所沢駅から徒歩10数分、 線路端や道端に野花が咲き乱れ、気持ちよさそうに 風にそよいでいるうららかな春の午後、到着。 山門脇には夜泣き封じなどで、古くから子守り信仰の対象となっている 六地蔵尊が出迎えてくれました。 山門をくぐると、すぐ左手に 「ぼけよけ地蔵尊」があり、ガイドブックにあるように、 人生の始まりと終わりを見守る地蔵尊が、 同じ寺内にあるのが印象的でした。 対応に出られた現住職のお母様にあたる方は 80数歳というお話でしたが、とてもそうは思えないほど しゃきしゃきと若々しく、お話好きな方で、 「これも地蔵尊のご加護のおかげなのか??」 と感心しきりでした。 次なる第12番全徳寺は、 梅とご縁が深いお寺だそうで、 梅の季節に巡礼するとなおよかったかもしれませんが、 なかなかどうして、風格と風情のあるお寺でした。 観音堂には、中の観音さまを拝顔できる隙間が設けられていて うれしかったです。 納経印をいただきにあがると、 住職さまとうちの息子が同じ年でかつ、同月生まれであることが判明。 おだやかでやさしそうな住職様と ちょっとした共通項があったのが、なんとなくありがたかったです! 山門には、達磨大師の故事をモチーフにした彫刻が。 山門の脇の掲示板には、 メモしておかなかったので語尾は不正確なのですが、 このような言葉が・・・ 「子供は、親の言う通りではなく、する通りに行動する」 ううむ、耳の痛いお言葉・・・! 今回は、11番のお寺からの移動に手間取り 時間が夕方遅くなったので、ちょっとイライラ・せかせかして しまったのですが、なんとか2寺回れてホッ。 巡礼中はできるだけイライラ・せかせかしたくないので もっと早くに、余裕をもって出発しよう、と今度こそ思いました。 とはいえ、これで番外を含め34のお寺のちょうど半分にあたる 17のお寺を無事巡礼し終えたことになります。 文字通りの折り返し地点。 これからのお寺は、もっと遠くはなれた場所のお寺ばかりに なるのですが、無事回ることができますように。