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2011年05月04日
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カテゴリ:PCハードウェア
ゴールデンウィークも終盤に差し掛かってきましたが、ようやく再度時間が取れたので、TMPGEnc Video Mastering Works 5(TVMW5)でのH.264ハードエンコードのネタを書きたいと思います。

先日アップしたデータについては、少しデータを追加しました。

まずはソースとディスティネーションの解像度ごとに、ハードウェアの比較をしてみます。
エンコード時間だと速いほうが値が小さくなって分かり辛いかと思いますので、フレームレートにして表にしました。

表1
ハードエンコード比較 表1
(単位:fps)


さらにわかりやすいようにグラフにしてみました。Excel 2010で作ったのですが、最近のExcelだとこういうグラフもほとんど自動で作ってくれるんですね。。。

グラフ1
ハードエンコード比較 グラフ1


このグラフからだいたいの傾向が読み取れました。

まず、高解像度では、ハードウェアによる差が大きく出ています。
とくに1440x1080のHDサイズ変換なしの場合は、Core i7 2600KのQuick Sync Videoが頭一つ抜けた感があります。フルHDをそのままの解像度でトランスコードするような時は特に威力を発揮しそうです。
また、GTX 470のCUDAの結果が非常におもしろいというか、なんとi3とi7の逆転現象が出ています。何度か測定し直したので間違いではありません。高解像度では9500GTでもCPUの差が出ていないので、CUDAエンコーダのCPU/GPU使用率等のチューニングの影響なんでしょうか。

ターゲットの解像度が1280x720になると、CUDAのパフォーマンスがやや優勢になります。
ここで面白いというか、グラフを見ての通り、1280x720以下では9800GTとGTX470の差がほとんどなくなり、SD解像度(720x480)以下ではSpursEngineも含めてハードエンコはほぼ横並びで、GTX470でも9500GTでも差がないという驚きの結果に。
CUDAエンコーダは画質がイマイチなのでHDではちょっと使うことはないのですが、低解像度ではかなり有力な選択肢ですね。

こうしてみると、GTX470の性能は高解像度では多少発揮されているものの、2世代前の下位クラスに対してあまり優位性がなく、現在のCUDAエンコーダではFermiアーキテクチャが生かせていないようです。
逆に、iPod等向けの低解像度で画質もそれほどこだわらない変換には、9500GTクラスはかな~~りお買い得ってことになります。SandyBridgeに買い換えなくてもそこそこ頑張ってくれそうですし。

SpursEngineは目立たない結果になっていますが、CUDAよりは画質がいいですし、高解像度でも速度が落ちないので、やはりSandyに買い換えられない場合は検討すべき選択肢でしょう。とくにCore 2世代などでは。

(つづく)





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Last updated  2011年05月06日 04時12分59秒
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