最近アート活動2014年6月初夏号
「phono/graph ─ sound,letters,graphics」展は新たな音と文字の関係を考察する展覧会。もともと声として聴覚空間に存在していた言葉は文字の発明により、さらに印刷技術の登場で視覚空間の存在となっていった。21世紀の今、テクノロジーの変化により、新しい目と耳の空間が必要とされている。作り手も受け手も、目と耳を柔軟に使いこなすことにより、未知の言葉の世界に歩み始めている。Primitive and pre-alphabet people integrate time and space as one and live in acoustic, horizonless, boundless, olfactory space, rather than in visual space. Their graphic presentation is like an x-ray.Marshall McLuhan "The Medium is the massage"(アルファベット時代以前の原始的な人々は、時間と空間を一つに統合し、視覚的空間よりも、むしろ、聴覚的で、水平線のない限界のない、嗅覚的空間に住んでいる。彼らのグラフィックな表現方法はエックス線のようなものである。M.マクルーハン「メディアはマッサージである」南博訳 )この、新しい文字との関係も表出されているようだったのが「映画をめぐる美術――マルセル・ブロータースから始めるReading Cinema, Finding Words: Art after Marcel Broodthaers」展だった。マルセル・ブロータースは自身の映画を言語の拡張として捉えていた。ブロータースの映画の特徴は普段は当たり前すぎて気にも留めない言葉やイメージが、不透明で見慣れぬ、ノンセンスなものとして立ち現れてくることにあります。そのような事態を前に私たちは言葉とイメージの間言葉と言葉の間そしてイメージとイメージの間を跳躍し、自らそこに接続線を引くような行為、すなわち映画を「読む」ことへと誘われていきます。phono/graph展と映画をめぐる美術――マルセル・ブロータースから始める展はテキスト、コンテクスト、イメージの間を自由に自在に浮遊するような...言語と文字の拡張性を楽しむような世界観がどこか共通していると感じた。Phono/graph展や映画をめぐる美術展からプライベート・ユートピア展恵比寿映像祭ミン・ウォン展シドニー&東京で観たシンディ・シャーマン、ICCにメ芸等々がシナプスのように拡張しながらリンクして楽しかった!アルベルト・ジャコメッティAlberto Giacomettiの終わりなきパリの版画にマルセル・デュシャン《大ガラス》、美しかった。、そしてポエジー Paris sans fin ,et ses poetesアルベルト・ジャコメッティとパリの版画展は詩と街の息づかいと版画の共鳴。何千年をかけても言い尽くせはしないだろうあのちょっとした永遠の瞬間をジャック・プレヴェール中村誠の資生堂 美人を創る展。1960年代に写真と画(版画)を合成していたとは...表現したいものに近づく、その職人技に感嘆。CONDENSATIONartists in residenceコンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス展エルメスのアトリエにて16人の若手アーティストがクリスタル、革、銀、シルク、靴の職人の手わざを借りながらじっくり作品を作り上げる。韓国のオ・ユギョンの月のパゴダLes Pagodes de la Luneは銀メッキを施した積み木状金属Pagodaの鏡面がうつくしい。西洋の錬金術で月の金属である銀とシャーマニズム的月の姿が融合。東京展の後はソウルへ巡回とか。ソウルのMaison Hermes白い鳩たちがしずかにごはんを食べていますが... この空間の円錐形はベルクソン「物質と記憶」で記憶概念として提示されている形状。Anima mundi/世界の魂。4月に観た「Traces of Disappearance(消失の痕跡)」展でアンヌ&パトリック・ポワリエAnne and Patrick PoirierのThe Soul of the World (“Anima mundi”)(世界の魂)to be continued...!?buzz KOREAClick...にほんブログ村 韓国映画にほんブログ村 映画にほんブログ村 映画評論・レビューにほんブログ村 韓国情報にほんブログ村 K-POPにほんブログ村Copyright 2003-2025 Dalnara, confuoco. All rights reserved.本ブログ、サイトの全部或いは一部を引用、言及する際は著作権法に基づき出典(ブログ名とURL)を明記してください。無断で本ブログ、サイトの全部あるいは一部、表現や情報、意見、解釈、考察、解説ロジックや発想(アイデア)・視点(着眼点)、写真・画像等もコピー・利用・流用・盗用することは禁止します。剽窃厳禁。悪質なキュレーション Curation 型剽窃、つまみ食い剽窃もお断り。複製のみならず、ベース下敷きにし、語尾や文体などを変えた剽窃、リライト、切り刻んで翻案等も著作権侵害です。