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カテゴリ:健康
”マクガバン・レポート” これは日本でも非通常療法を勧める治療家には知らない人がいない、あまりにも有名なレポートである。
マクガバン上院議員を委員長とする「アメリカ上院栄養問題特別委員会(世界最高の権威と権限を持つ調査機関)」は膨大な報告書(マクガバン・レポート)」を1977年に発表した。 その結論とは以下のようなものであった。
◆ 現代医学は栄養に盲目な片目の医学である。 というものでした。食事や栄養の摂り方と病気の関連性が、初めて公式の場で明らかにされたのです。
この委員会が設置された理由は、次のようなものでした。 「ガン、心臓病をはじめ、多くの病気が増えている。そして、進歩したとされるアメリカの医学を活用し、しかも巨額の医療費が注ぎ込まれているのに、アメリカ国民は病気ばかり増えて、ますます不健康になるばかりである。この原因を解明し、根本的な対策を立てないことには、アメリカは病気で滅んでしまう・・・」
「マクガバン・レポート」が出した結論は非常に簡素な内容でした。 「わが国(アメリカ)で心臓病やガンなどの慢性病にかかる人が増え続けているのは、食生活に問題があったからだ。
つまり、精白されない穀物、季節の野菜、海藻、小魚などを中心とした食生活にすることである。」 この報告書を受けたアメリカ合衆国政府は『ガン、心臓病、脳卒中など、現代病は食生活の間違いで起こる “食源病” である』と勧告し、深刻なビタミン・ミネラル不足を世界に警告した。
世界の先進国はこの歴史的レポートを健康政策の原典としているが、日本だけはいまだに無視し続けている。 ------------------
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日本人の食事は、マクバガンレポートにある通り、季節の野菜や小魚、海藻といった豊かな自然と恵まれた気候風土から得られる恵みを取り入れたもので、長い時間を掛けて築きあげて来たものです。明治時代以降いわゆる西洋化によって肉食の習慣等が出てきたものの、まだまだ全国的には伝統的な食事内容は余り変わらなかったと思います。
それが大きく変わったのは第二次大戦後、アメリカの占領下に置かれたことによることで急速に『アメリカ化』が進み、食生活もその例外ではなかったという理由もあると思います。確かに戦争に勝った国の国力と物質的豊富さを見せつけられる結果になれば、彼の地に倣えとなるのはある意味では仕方がないことだと思います。しかしその結果、大腸ガンや乳ガンのようにかつての日本では余り見られなかった病気が目立ってくることになってしまいました。 図らずも日本人は長い間の経験を無視して急激に食生活を変化させるとどうなるか、という悪い例を世界に示してしまったような気がします。 (2016.11.04 14:12:16) |