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カテゴリ:美術・芸術・展覧会
↑ 上のお皿を貰ったら嬉しい? 9月24日のお話 仲良しハックフィンとマムは陶芸家板谷波山の 作品を見んがために「いざ、笠間陶芸美術館へ」。 なだらかな丘の上に立つ美術館は採光をたっぷり うけたとても気持ちのよい建物です。 JR笠間駅あるいは友部駅よりちょっと距離が ありますが、無料の観光バスが巡回していて市内を 眺めながら目的地に到着します。お得ね♪ この美術館には波山の作品が32作品収蔵されており 常時10点が展示されています。 松井康成 練上文大壷 波山の展示室は一番奥。さすがです。 で、その前の展示室は松井康成の作品室です。 練上という技巧の精緻さ、形の確かさに みとれます。とても陶器には見えません。 まるでプラスティックのボール。 あるいはビーチボールのようです。 形に破綻の一切ない壷の数々は いくら見ても飽きないひとつの 宇宙でした。 松井康成 練上嘯裂文大壺 さて波山です。 板谷波山 葆光彩磁葡萄紋様花瓶 板谷波山 彩磁延寿文花瓶 まさに神の手です。 絵付けの意匠の巧みなこと。 美しいこと。 気品にみちていること。 そしてユーモアを忘れていないこと。 * この波山の豪華本が小学館からでて いるのだけれど高いの。48,300円也。 【アマゾンへ飛ぶとこの豪華本の写真を 見ることができます。「その他のイメージ」 という箇所をクリックしてみてください。】 * まるでガラス細工のような磁器に 絵付けに彫りがはいっている数々の 葆光彩磁は手にとって頬ずりがしてみたく なります。 * 朝早く起きて来た甲斐がありました。 波山の部屋を出て、松井康成の部屋の前を 通ると、その存在の幼稚さに驚いてしまい ました。松井作品はそれ自体はとても よいものなのに・・・。 おそるべし波山。。。 板谷波山 さてさて、波山の幸せに酔いながら 企画展「北大路魯山人と岡本太郎展」へ。 なんだかな~。 魯山人は単なる趣味人。 彼の作品が一堂に会すると、 技術の下手さが非常にわかって それはそれで有意義でした。 マムは彼の作品に100万、200万 出す人の気持ちがわかいりませんし、 ぶあつくて確信犯として歪曲した 器に食べ物を盛るのはいやです。ハイ。 これらの素人の域をでない陶器をみて いると、はたして魯山人は料理家としても どうであったのだろうと疑問をもって しまいます。 これに↑ あなたならいくらだします。 素人は素人の域のなかで遊ぶものだと 強く思うマムでした。 いや~、有意義でしたっ。 勿論、波山の部屋にお口直しに 直行です。 なんだかわけわかんない 春リンの回文で~す。 村上春樹・またたび浴びたタマ て てんぐのぐんて (天狗の軍手) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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