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一昨日、猿回しのご縁を頂いた某氏の案内により、萩・本行寺で行われた震災物故者法要と、山大・県大生による津波被災地域でのボランティア活動報告会に参加して参りました。
法華宗の法要は初めて。 10人近くの僧侶が集まり、萩には案外法華宗の僧侶が沢山いらっしゃるんだなあと思っていたら、全国各地からの参加で、皆、副住職である奥さまの研修時の同窓生でした。 続く活動報告会は、学生2人が、それぞれにプロジェクターを使って。 体育館の隅に、うんと高く積み上げられた段ボール箱、それが一体何なのかというと、全く使い物にならない古着などの不要品。 避難所としても利用されるスペースに、結局ゴミ扱いされてしまう物が多くを占拠してしまうといった現状は、ほとんど知られず。 私が学生の頃経験した雲仙普賢岳の噴火による被災地でのボランティアに於いても、やはり仕分けの場では、そのような物資が多く届いて困ったことを思い出しました。 会場の方より「私は、このように老いて、足腰も丈夫ではない。この遠方にあって、被災地に対し、金銭的な面以外で、どのような協力が出来ると思いますか?」との質問あり。 「先ずは、このような場を通じて、実際の現地の様子を知ることから。ほんの少し被災地に対して心を傾けていただき、意識を共有するだけでも、様々な支えに繋がり行く可能性があるのではなかろうか」といった答え。 そして、最後に副住職さんが挨拶。 「今回の震災にあって、今、私は祈ることしか出来ない。しかし、いざ目の前に困難な状況を突き付けられた時、本当に自身の命を擲ってでも、人に手を差しのべることが出来るか。そこが仏道にあるものとして、最も問われるところです!」との強い語気に、学生たちも、感銘を受けた様子でした。 懇親会の折、案内下さった元NGO職員であった某氏と話する中、中国観音霊場会の企画で、今年8月下旬に、広島・平和の灯リレーが、弊寺に滞在することを伝えると、それならば08年にアフガニスタンで亡くなったNGO職員・伊藤和也氏の巡回写真展を受けてみませんかといった話に。 更に、ちょうどその頃は、世界各地の若者を招いての国際ワークキャンプを行っているので、その灯りのもと、皆で瞑想または坐禅を行うといった企画はどうですかといった提案に、すかさず「やりましょう!」と返事しました。 先代住職の図書の整理中に、ちょうど見つけた月刊太陽のアフガニスタン特集。 この頃は、まだソ連による侵攻以前の、バックパッカー天国であったのどかな時代です。 左は、63年の創刊号表紙。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.08 23:29:51
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