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でくの坊 雨にも 風にも 

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2011.09.29
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2週間前、大学時の同級生が、臨済宗青年僧の会による近所の専門道場の老師の取材のために山口を訪れ、私も取材に同行させていただきました。







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老師はかつて、寺の小僧を経験しつつ、最も過酷な状況を求めて自衛隊の特殊部隊へ。
三島由紀夫が、市ヶ谷に立て籠もった際、突破寸前で自決の報を聞いたという経験の持ち主。
現在も、修行僧相手に毎朝2時の起床で、親身になって指導する様が、伝わって参りました。



翌日同級生と、観音霊場会の法要のため車で島根に移動。
隣県とはいえ、県庁所在地の松江までは、下手をすれば飛行機に乗って羽田経由で行く方が、時間がかかりません。
斐川という出雲大社近くの平野が広がる田園地帯の真ん中に、やはり10年ぶりになろうかと思われる同級生と再会。

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ゆったりとした会話のペースながら、ギラリとした眼光からの蜂の一刺しは相変わらずで、却ってホッとします。











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束の間ではありましたが、二人と別れ有福温泉に。

こちらでも、小さなお寺で副住職を務める同級生に、大学卒業以来の再会です。
現在は、特養で介護をしながら。
学生時に、社会福祉を専攻して、資格を取っておけば良かったと後悔。
かつては僧侶になることが嫌だ嫌だと言っていたのが、丸坊主の頭に、すっかり落ち着いておりました。


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有福温泉は、妙好人・有福の善太郎が居たところ。

このあたりは浄土真宗が盛んで、華厳宗の知人に勧められて、浜田近郊の浄土真宗寺院にも立ち寄ってみました。
初対面ながら、住職さんとしばらく話し込みまして、自然法爾といった心の境界についてが主に。
最後、素朴な疑問が浮かびまして、浄土真宗に於いて、僧侶と一般人との違いは何ですか?と質問。
僧にあらず、俗にあらず、一体なんだろうか・・・との返答。
有福の善太郎の如く、まかせきった中での「今ここに」といった境界を念頭に、大学時代から必死で自問自答を繰り返し真宗僧侶として出家した福井の同級生をも思い出しました。


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浜田では、観音霊場会の合同法要に参加。












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境内では、石見神楽も演じられ、すっかり秋祭りの様相。











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護摩供養で放たれる弓矢には、頭からスライディングをして奪い合う光景まで繰り広げられました。

現世利益に、ここまで欲するなんて、なんと因果な矢であろうか・・・(笑)










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次に放たれた矢は、皆が必死に追うも、











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屋根の上に乗っかってしまいました。




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お彼岸は、墓地で花柴(色花を用いず、広葉樹の束のみ)を挿していたところ、ビニール袋を提げて、花柴を少しずつ墓から間引いていく花泥棒のおじさんにバッタリ。
時折見掛ける方でしたのでビックリ。
最近、いくつか苦情があり、鳥の悪戯だろうなんて話をしていたのですが、現場に出会してガッカリ。
おはようございます!と大きな声で挨拶したら、抜きかけた花を手から落として、慌てて逃げていきました。








お彼岸の中日は、不幸事がありまして、急遽住職を車に乗せて愛媛の大洲まで。
瀬戸内海を渡る船のデッキでおにぎりを食べていると、不謹慎ながら、まるでピクニックのような。



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時間の調整で、大洲の中心部からずっと奥に入った住職の小僧時代の先輩の寺院にも拝塔。













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この度亡くなったOBに手を合わせたうちの住職は、この日のお天気のようにカラリとしていました。













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帰りは、住職と松山駅で別れ、しまなみ海道を渡って急いで山口へ。
三重県からやってきた小学校6年・中学1年の同級生が、湯田温泉で待っておりました。
社会福祉士の仲間二名と共に。
二泊三日で、早朝からの座禅会にも参加(無理矢理?)して頂きつつ、過去を振り返るだけでなく、同じような意思を持って活動しているそれぞれの『今』、そしてコミュニティの再生に向けて、意見交換をしながら協調すべきこれからを語らう充実した時間に。
純粋で個人的な利益を求めるでなく、淡々と積み重ね行くボランティア精神を持った生き様に触れ、こちらも活き活きとして参りました。


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Last updated  2011.09.30 00:55:38
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