![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbooxstore%2fcabinet%2f00671%2fmt4910248430353.jpg%3f_ex%3d400x400&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbooxstore%2fcabinet%2f00671%2fmt4910248430353.jpg%3f_ex%3d80x80)
朝日新聞出版、マンガ日本史「額田王」。
日本は、言霊(ことだま)の幸う(さきわう)国。
言(こと)の葉(は)には魂が宿り、どんな思いも言の葉にのせて口にすることで願いをかなえる力を持つ。
額田王が詠む歌には、そんな言霊の霊力があったのでしょうか。
国の様々な大事な儀式で詠んだとされる歌が残されています
熟田津(にきたつ)に 船乗りせむと 月待てば
潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな
ー朝鮮出兵の儀式で詠まれたとされる歌ー
女性としても、美女だったようで、大海人皇子の妻だったのに、兄の中大兄皇子の妻にされてしまいます。
なのに、中大兄皇子の御前で、大海人皇子への歌を詠んだり。
あかねさす紫野(むらさきの)行き 標野(しめの)行き
野守は見ずや 君が袖振る
※ここは紫草の茂立ち入り禁止の野原。番人が見ているではありませんか。
いけません、そんなに袖を振って、私の気を引こうとなさっては。
返歌を返す大海人皇子もすごいですが。
紫の にほへる妹(いも)を 憎くあらば
人妻ゆゑに 我恋ひめやも
※美しい紫草のようににおいたつあなたを憎く思うなら
どうして人妻であるあなたにこんなにも恋い焦がれるでしょうか
額田王は、ちょっとした思い入れがあります。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2fb%2f3%2f195%2f9784101063195.jpg%3f_ex%3d300x300&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2fb%2f3%2f195%2f9784101063195.jpg%3f_ex%3d80x80)
高校生の頃に読んだこの本がとても面白かったです。
梅林で皇子と逢うシーンがステキでした。どちらの皇子だったか忘れてしまったけれど。
そしてもうひとつの「額田王」の思い出は、
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fauc-zaurus%2fcabinet%2f04318375%2fimgrc0063103242.jpg%3f_ex%3d300x300&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fauc-zaurus%2fcabinet%2f04318375%2fimgrc0063103242.jpg%3f_ex%3d80x80)
宝塚歌劇「あかねさす紫の花」。1976年花組公演。
中大兄皇子・榛名由梨、大海人皇子・安奈淳、額田王・上原まり。
額田王と、大海人皇子の歌がそのまま主題歌になっています。
舞台が見られなかったのですが、LP版を買って、完全に覚えました。