朝日新聞出版、マンガ日本史「木曽義仲」。
源平合戦といえば、源頼朝と、義経。
しかし、実はもう一人、すごい源氏がいたのです。
彼は、突然現れ、あっという間に京の都を手に入れ、あっという間になにもかも失い、またこつ然と、歴史の表舞台から消えました。
2歳の時に、父を伯父に殺された義仲は、乳母を頼り、木曽に匿われ、自然たっぷりの信濃でたくましく成長しました。
27歳の時、以仁王の平氏追討の令旨をきっかけに挙兵し、信濃の武士たちとともに、徐々に兵力を増やしていきます。
28歳で、越後の国の平氏軍を長野で破り、30歳で倶利伽羅峠の戦いに勝つと、いよいよ都へ快進撃。
倶利伽羅峠の戦いでは、牛の角に松明をくくりつけ、敵中に放したエピソードが知られていますね。
挙兵からたった3年で、政治を牛耳っていた平氏を都から追い出します。
しかし、武将であり、政治の駆け引きがうまくできなかった義仲は、2大政治家であった後白河法皇と、鎌倉の頼朝によって、次第に追い詰められていきます。
そして、平氏追討の命を受け、都を追われ、粟津の戦いで壮絶な死を遂げます。
挙兵からわずか3年余りの短い活躍でした。
が、その生きざまは、様々な逸話を残し、語り継がれていますね。
そのひとつが、義仲は、源氏一のイケメンだったこと。^^
「見目形(みめかたち)はきよげにて美男なり。」
-源平盛衰記ー
だったそうです。