朝日新聞出版、マンガ日本史「源頼朝」。
源氏ゆかりの地、鎌倉。
山と海に囲まれ、容易に侵入者を許さない武士の土地。
ここを拠点とし、全国へと立ち上がったのが源頼朝。
源頼朝は、人材を使うのがうまかったそうです。
平氏追討の兵集めで、集まったまだ数少なかった武士たちを、個別面接して、「あなただけが頼りです」と頭を下げました。
当然、自分だけが頼られていると思った武士とたちは、奮起します。
また、弟・義経の軍事的才能を見抜いて抜擢すると、活躍の場を与えられた義経は、連戦連勝を飾ります。
さらに、朝廷との交渉や政治面で、それぞれ役割に応じて、得意な人物を用いました。
適材適所で、人の使い方のうまい人物だったようです。
現在でも、企業のトップになっていたでしょうね。
ただ、残念ながら、53歳の若さで、相模川にかかる橋の落成式に参列した時に、落馬し、それがもとで亡くなったそうです。
この死に関しては、記述も簡潔すぎるため、???らしい。
朝廷との関係を密にしないために、鎌倉の地に幕府を築いた頼朝ではありましたが、晩年には、やはり、娘を後宮入りさせようとしたらしいのです。
それが、関東武士の誇りをもつ御家人衆には×だったのかも。
肖像画では、ステキな男性ですね。