朝日新聞出版、マンガ日本史「徳川吉宗」。
江戸幕府が開かれて100年。
天下は大きな騒乱もなく、平和でしたが…
幕府は危機に直面していました。
歴代の将軍がぜいたくに金を使ったことと、
世の中の経済状況の変化によって
幕府に金の蓄えがなくなり、財政赤字に苦しんでいたのです。
そんな時期に、紀州藩から抜擢されて8代将軍になった徳川吉宗。
幕府の財政をたて直すための「享保の改革」を行ったのでした。
徳川吉宗は、紀州藩主・徳川光貞の4男として生まれます。
母は身分の低い家の出だったため、部屋住みのはずでしたが、
22歳の時に、兄たちが次々となくなり、紀州藩主になってしまいます。
その頃は、紀州藩も赤字に苦しんでいたため、
吉宗は財政改革に乗り出し、徹底した倹約などにより、見事に財政を再建させます。
そして、吉宗が33歳の時、7代将軍・家継が幼くして没し、後継ぎが途絶えたため、
8代将軍に就任。
吉宗は、多方面にわたり様々な改革を進めますが
なんといっても、まずは倹約令。
贅沢を禁止し、婚礼や贈り物。幕府の儀式の簡略化。
自らの食事も1日に2回。
着物も木綿に。
そして、大奥。
大奥に勤める女性から、特に美しい50人を選ばせます。
そして、ナント、その娘たちを親元へ帰してしまいます。
美しい娘は、大奥で面倒をみなくても、嫁にいけるからと。
なるほど…。
吉宗といえばやはり~。
吉宗は、身の丈6尺(182センチ)を超す男性だったそうで(当時としてはでかいですね)、
ぴったりだったと思います。
好きな番組だったので、シリーズが終わってしまっ残念。