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カテゴリ:読書
伊能忠敬は、江戸時代に正確な日本地図を作った人。 上総国九十九里浜に生まれた伊能忠敬は、 寺子屋を開いていた父の影響もあり、 子どもの頃から学問好き。 18歳の時に、大地主であった伊能家に婿入り。 家業を継いでビジネスマンに。 得意だった数学を生かして、商才を発揮、 家業の酒造業だけでなく、運送業や薪屋、米穀の販売など幅広く事業展開し、 ビジネスマンとして大成功しました。 築いた資産は、約3万両~現在のお金では、24億円だそうです。 そして、50歳で引退し、家業を息子に譲ると、 ここからが、またすごいですね 51歳にして幕府の天文方である高橋至時に弟子入りし、 本格的な天文・暦学を学び始めたのです。 1800(寛政12)年に、師の尽力によって、 伊能忠敬は、幕府の許可を得て蝦夷地の測量(第一次測量)に赴きます。 その時の測量結果のすばらしさに驚いた幕府は、 本格的な地図作りを伊能忠敬に任せるのです。 その後、1816(文化13)年の第十次測量まで続けられ、 ついに日本地図は完成します。 伊能忠敬が測量のために歩いた距離は、3万5千キロにも及び、 これは地球一周分になるそうです。 伊能忠敬が作成した地図は、 現在使われている日本地図を比べてみても、 ほとんど誤差がないそうです。 人生の後半戦からでも、新たなチャレンジができる…。 以前、別の本で読んだ伊能忠敬の言葉が思い出されます。 ~何事も、1万時間勉強すれば、専門家になれる~。
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Last updated
2016.05.14 15:47:49
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