朝日新聞出版、マンガ日本史「篤姫」。
篤姫は、薩摩藩から13代将軍徳川家定の正室として嫁ぎました。
幕末の動乱の中、
倒幕の中心となったのは、篤姫の故郷の薩摩藩。
しかし、篤姫は徳川家の女性として生きる覚悟を決めます。
新政府軍が江戸総攻撃のために攻め上って来た時、
新政府軍を率いる西郷隆盛に徳川家存続の嘆願書を送りました。
~西郷隆盛は、篤姫の養父である島津斉彬に目をかけられていて、
篤姫が徳川家へ嫁ぐときに、婚礼道具や衣装の準備をすべてしたのです。~
そんな篤姫の努力があり、
西郷隆盛と勝海舟の会談のすえ、江戸城の無血開城が決まったのです。
維新後も徳川家は取り潰されることなく、
当時6歳の徳川家達(とくがわいえさと)を16代当主として存続します。
新しい生活は、経済的には楽ではなかったそうですが、
篤姫は、家達を養育し、イギリス留学させ、立派な青年育て上げます。
徳川家の世が終わっても、将軍家の誇りを守りとおして、1883(明治16)年、47歳で亡くなります。
篤姫はいえば、やはり、NHK大河の「篤姫」。
宮崎あおいさんの演じた篤姫は、すてきな女性でした。