朝日新聞出版、マンガ日本史「高杉晋作」。
高杉晋作は、1839(天保10)年、長州藩の小納戸役などを務めた藩士高杉忠太の長男として生まれます。
19歳ごろから、吉田松陰の松下村塾で学び、
~かなりの秀才だったらしい~。
長州藩の若手藩士の中で、頭角を現し、
幕府の清・上海視察団の一員となり、欧米列強の圧倒的な軍事力を目の当たりにします。
帰国後、軍事力を強化し、欧米と対等の力を築こうと、
身分に関係なく入隊できる洋式軍隊「奇兵隊」を創設します。
長州征討では、海軍総督として指揮し、
数のまさる幕府軍を翻弄して、長州藩の危機を救い、
明治維新の先駆けとなるのですが、
1867(慶応3)年、病魔に侵され、
29歳の若さで生涯を閉じます。
大政奉還のわずか半年前でした。
日本の歴史を変えるのに、大きく貢献しましたが、
とてもユニークな人物でもあったようです。
上海からの帰国後すぐに、藩の許可を得ずに、
勝手にオランダと蒸気船を購入する契約をしたり。
談義と称しては、仲間たちと、
藩の金を使っての飲めや歌えの大騒ぎ。
軍艦に着流して乗り込んで指揮をとったり、
戦場で三味線を弾いて、兵士に聞かせたり~なんてこともあったのだとか。
高杉晋作といえば、NHKドラマ「蒼天の夢」で、野村萬斎さんが演じています。
ドラマの中にも、三味線を爪弾くシーンが出てきます。!!