|
カテゴリ:読書
朝日新聞出版、マンガ日本史「徳川慶喜」。 鎌倉幕府以来、約700年続いた武家社会を終わらせた 「最後の将軍」徳川慶喜。 徳川御三家のひとつである水戸徳川家9代藩主徳川斉昭の七男として生まれた慶喜ですが、 11歳で、御三卿のひとつである一橋家の養子になります。 子どもの頃から、賢いと評判だったため~家康公の再来と言われていたらしい~ 12代将軍徳川家慶や、薩摩藩主の島津斉彬などに見込まれ、 13代、14代と将軍候補として名を挙げられようになるのですが、 15代でようやく将軍となります。 しかし、もはや幕府を存続させることは難しいと、 「大政奉還」を行います。 ですが、大政奉還の前に、かなりの幕府改革を試みていたのですね。 軍事力の強化のために、傭兵を雇ったり、 また、フランから軍事顧問を招き、兵の訓練を行ったり。 政治面でも、幕府内を現在の内閣制度に近い形に変え、 何人かの総裁を置いて、現在の省庁のようなシステムを作りました。 また「大君制度」という、現在の内閣と国会のようなシステムも作ろうとしたのですが、 これは討幕派の圧力によって「大政奉還」へといたり、実現しませんでした。 江戸幕府にこんなシステムが出来上がっていたら、また、面白かったかもしれませんね。 31歳で将軍の座から退いてからは、 表舞台に立つことはなく、 77歳で亡くなるまで、 趣味の世界で過ごしたようです。 カメラ~撮影した多くの写真は、明治初期を知る記録にもなっているそうです。~、 油絵、狩猟、サイクリング、フランス語、ハム作り、お菓子作り、釣り、刺繍など…。 日本に入って来たばかりのものに次々と挑戦していたようです。 うらやましいというか、能力があるのに、もったいないというか…。 徳川慶喜は、やはり、もっくん!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.07.24 22:58:22
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|