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カテゴリ:読書
朝日新聞出版、マンガ日本史「勝海舟」。 1860(安政7)年、 幕府海軍の蒸気船「咸臨丸」が、 日米修好通商条約を正式に結ぶため、 日本人の手による初の太平洋横断を行ったのす。 艦長役を務めたのが、幕府の軍艦操練所教授方の勝海舟でした。 太平洋の荒波を乗り越えた勝は、 帰国後、江戸時代から明治維新へと向かう日本の舵をとることになるのです。 1868(慶応4)年、 新政府軍が江戸に攻め入った時に、 相手方の西郷隆盛と交渉して攻撃をやめさせ、 江戸の無血開城を成功させたのは、やはり日本にとって、大きなことでしょう。 明治政府でも役人として活躍し、隠居後も77歳まで長生きをしました。 ドラマにも良く出てきますが、 ユニークな人物だったようで、エピソードが残されていますね。 9歳の時に、塾帰りに犬に襲われ、男性の急所をかまれ、命にかかわる重傷を負ったり。 20代のころまでは、剣術の稽古に励み、直新影流の免許皆伝を受けたそうですが、人を斬るのは嫌いだったとか。 攘夷思想を持っていた坂本竜馬は、 開国派の勝を殺そうと 勝の自宅に行ったのですが、勝の堂々たる態度や考え方に感心し弟子入りをしてしまいます。 23歳の時に結婚した勝の妻の民は、 最初は貧しくとても苦労したようですが、 その後は、女性問題が大変だったらいのです、家に何人も女性を同居させとか~。 だから、死後は、同じ墓に入りたくないといったんですね。 でも、今は、隣に並んでいます。 お二人の墓は、大田区にあるので、お参りに行ったことがあります。 1899(明治32)年1月19日、77歳で脳溢血で亡くなったそうですが、 最期の言葉は、 「コレデオシマイ」だったそうです。 潔くて、うらやましい最期です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.02 22:13:29
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