ダンス！DANCE！

　　渋沢栄一は、武蔵国血洗島村の裕福な農家に生まれます。
　　最初は、なんと倒幕の志士でしたが、
　　計画していた横浜の異人館焼き払い計画を実行寸前で中止にされ、
　　故郷にいづらくなり、京へ向かいます。
　　そこで、知り合いの一橋家の家臣から誘われ、一橋家の家臣に。
　　その後、一橋家の当主である慶喜が１５代将軍に就任したため、
　　渋沢栄一も、今度は幕臣になります。

　　一橋家と幕府で、「金」の管理と財政立て直しで成果を上げた渋沢栄一は、
　　見込まれて、パリ万国博覧会の幕府使節の一員に。
　　そこで、進んだ経済政策のもとで豊かに暮らすパリの人々を目の当たりにし、
　　日本も欧米に負けない強く豊かな国しようと決意し、帰国。

　　主君・慶喜が謹慎していた静岡に移り住み、
　　銀行と商社を組み合わせたような組織の「商法会所」を立ち上げ、
　　大繁盛させます。

　　そんな実績から、今度は新政府からの要請があり、大蔵省へ。
　　租税制度の改革、鉄道の敷設、諸官庁の設置、銀行設立など、２００もの仕事にかかわるのですが、
　　「民間のほうが人々の生活を豊かにできる」、
　　政府より、民間で商売をしようと、
　　３年半で大蔵省を去ってしまいます。

　　そして、「第一国立銀行」(現・みずほ銀行)の設立から始め、
　　王子製紙、東洋紡、JR東日本、日本郵船、東京ガス、帝国ホテル、アサヒビール…等々
　　実に５００にも及ぶ企業を起こしました。

　　そのおかげで、現在の経済大国としの日本があるのですね。

美味しいビールが飲めるのも渋沢栄一さんのおかげかな？