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テーマ:映画と原作(83)
カテゴリ:海外文学
『ライラの冒険:黄金の羅針盤』(原題)His Dark Materials: The Golden Compass
全米公開日を2007年12月7日 ニューラインシネマにより2007年映画化決定 → 映画鑑賞感想:『ライラの冒険 黄金の羅針盤』 ライラの冒険 黄金の羅針盤 先行上映吹替え版(2008 2/25 記述追加) 原作のほうが上? 米誌が選定「映画化されて失望した作品23本」 (2008 8/3 記述追記) 「ライラの冒険」続編の製作が中止? (2008 8/3 記述追記) プルマン氏の映画『黄金の羅針盤』公開に向けたコメント (2008 8/3 記述追記) この話を分かりやすい話になんて、果たしてできるのか? 映画化されると聞いて、読んでまず感じたことでした。 リドリー・スコット、スピルバーグ、そうそうたる監督の名前が飛び交ってましたが、ようやく決まったようです。「アバウト・ア・ボーイ」のクリス・ワイツが脚本を手掛け、「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」のアナンド・タッカーがメガフォンをとるとのこと。←その後 またクリス・ワイツが監督に決定しました。(2006 8月) ヒロインのライラは大規模オーディションでダコタ・ブルー・リチャーズ。 キャストは二コール・キッドマンが、ライラの母親コールター夫人。とのこと。母親らしさが全く無く冷たそうで、謎めいている。 夫のアスリエル卿は、誰がやるのでしょう?(ポール・ベタニーがオファーされてるらしい 2006 8月)飛行気乗りや魔女は? 三部作とも少女少年は11~12歳、時間をかけてられないでしょう。 これもはやりの三部作です。「エラゴン」の作者は、プルマンとの交流が宣伝文句になってます。「エラゴン」のドラゴンとの関係は、この作品の<ダイモン>が参考になったのかなと思いました。 「ハリポタ」は魔法使いの世界、「ロード・オブ・ザ・リング」は壮大な抒情詩、今まで映画化されたファンタジー映画は<ファンタジー>ってこういうものという定義に入ってる内容だった気がします。割とスンナリその世界観に入れました。また、あの世界観に馴染んでいるせいか、この「ライラの冒険」の独特の世界観に、凄く戸惑ってます。第1作目はなかなか入り込めませんでした。 ●ダイモン=精霊=動物の姿 第1作目「黄金の羅針盤」は、私たちの世界と似ているようで、実は平行世界<パラレル・ワールド>。ライラの世界には、<ポケモン>みたいな、人間と一心同体の<ダイモン>という精霊がいます。けれど、もっと精神に深く関わっていて、<ダイモン>は、人間の魂が形をとって外にあらわれでたもので、子供の頃は様々な動物や虫の姿をしているという設定。<ダイモン>と離されるとライラの世界の人間は死に至る。さらにその人間の性質が<ダイモン>に現われます。どういう動物かでその人となりが判断できる。たとえば狡猾なへびであるとか、勇猛なライオンであるとか、、。子供の<ダイモン>は様々に姿を変えます。 まだ、人格形成が完成していないという現われでしょう。 さらに人同士の対立もそれぞれの<ダイモン>にらみ合ったり戦うことで決着することもあり、面白いです。第1作目はこのように導入部で、いろいろな伏線があり、入り組んでます。 なかなか、話に入り込めないのには、ライラがお転婆で嘘つきな女の子というのも一因。彼女の名前はライアー(嘘つき)から来ているし、ライラの世界の悪や非現実感は異質な感触。 どうしてそうなのかは、読んでいくうちに分かっていくらしい。。 ファンタジー映画と原作 第一部「黄金の羅針盤」原作本感想 第二部「神秘の短剣」原作本感想 第三部「琥珀の望遠鏡」原作本感想
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最終更新日
2008年08月05日 22時30分18秒
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