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DJロマネスク

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【DJロマネスクの”好き”】

★★好きなもの★★
プログレ/70年代ロック
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大相撲
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日本画(下村観山さん)
時代劇
SF映画(ゴジラ系含む)
花鳥風月
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ウルトラホーク1号
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★★好きな人物★★
本城裕二さん
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宮城鈴菜選手(ボウリング)
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★★もう一度会いたい★★
VELVET PΛW(桐生千弘さん)
LUSHEL
VALKYRE
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THIRSTYROAD
ウエタマユさん
Olivia Lufkinさん
伊福部昭さん
冨田勲さん

★★好きなアルバム★★
夢幻『Sinfonia della Luna』
STEVE HACKETT『侍祭の旅』
Jon Anderson『サンヒローのオリアス』
CAMEL『月夜の幻想曲(ファンタジア)』
PINK FLOYD『狂気』
QUEEN『II』
Mr.BIG(英)『Photographic Smile』
IT BITES『THE TALL SHIPS』
A.C.T.『CIRCUS PANDEMONIUM』
CAPTAIN BEYOND『CAPTAIN BEYOND』
PAVLOV'S DOG『禁じられた掟 Pampered Menial』
MAHOGANY RUSH 『Strange Universe 』
KLAATU『Klaatu 謎の宇宙船』
美狂乱『Anthology vol.1』
平山照継『ノイの城』
LUSHEL『奇蹟の城』
KENSO『天鳶絨症綺譚』
Yuka & Chronoship『The 3rd Planetary Chronicles 第三惑星年代記』
WAPPA GAPPA『我破(GAPPA)』
ザ・タイガース『ヒューマン・ルネッサンス』
SARABANDGE『SARABANDGE Ⅰ』
ATOLL『L'Araignee - Mal 組曲「夢魔」』
P.F.M.『Photos Of Ghosts 幻の映像』
PULSAR『Halloween』
映画『小さな恋のメロディ』サウンドトラック
Queensrÿche『Operation: Mindcrime』
DREAM THEATER『METROPOLIS PT.2 : Scenes From A Memory』

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2005年08月30日
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カテゴリ:ミュージシャン
日本という国は
本当に凄い才能が意外と良い思いをしなかったりする
ヘンな国です


(笹路正徳P)







忘れもしない1985年11月中旬。
全国規模で“サーキット・オブ・プログレッシヴ・ウェーヴ”と題された一大イベントが行なわれた。 難波弘之&SOWといったビッグネームからジェラルド、スターレス、ソフィア、果てはデビュー前のインディーズ・バンドまでプロ/アマ問わず一堂に会したイベントだった。
NOVELAのデビュー以来水面下で湧き起こっていたジャパニーズ・プログレの波がとうとうこのような形で具体化された画期的イベントであった。
名古屋という情報の少ない地域で必死にプログレを追っていたボクにとっては待ちに待ったイベントだったし、それはもう刺激の多い4日間だった。 特に名古屋初見参だったワルキューレVELVET PΛWの2バンドはお気に入りで、その時録ったカセットテープはボクの大切な宝モノとなっている。







VELVET PΛWは1981年、当時まだ中学生だった桐生千弘(Dr.)を中心に結成された。 その後何度かのメンバーチェンジを繰り返しながらも、1985年にこのイベントに参加したことでその名は全国に知れ渡る。


その時の演奏は女性だけとは思えない程ソリッドで硬派なプログレ・ハードを展開している。 STYXの「The Massage」をオープニングSEに使い緊張感の溢れるステージを行なった。 印象としては『ムービング・ピクチャーズ』の頃のRUSHを彷彿とさせる変拍子に各々の楽器のソロをお互いに戦わせながら曲を構築していく感じ。 非常にパワフルでテクニカル。 
また反面、バラードでは女性のまろやかさと深い想いが交錯する張り詰めた緊張感でVELVET PΛWにしか出せないカラーを打ち出している。 ファンの間でも人気の高かった「Ordinary Vision」ではその両面が見事に再現され、特に間奏部分でのベース、ドラム、キーボード、ギターのインタープレイは見事で感動的でもあった。 そしてもちろん愁いある須賀直美のボーカルも素晴らしかった。








さて、その時のMCで彼女たちは翌年春(1986年)にメジャー・デビューが決まっていると嬉しそうに話している。
しかし、雑誌で“レコーディングに入った”などという情報はあったものの、一向にリリース情報が入ってこなかった。
一体何が起こったのか!?






それから3年経った1989年、ボクらがすでにもう諦めていた時に突然のデビューをした。
発売元は当初のレコード会社とは違い大手CBS/SONYであったことにも驚いた。 しかしもっと驚いたのはそのサウンドの変化だった。
これも時代の影響だろうか、非常にポップであの当時の面影は皆無だった。 確かに時折見せるプログレチックなキーボード・ワークや変拍子などに若干その影は残っていたものの、全体的な印象はその頃多く活躍していたレディース・バンドのそれと大差ないサウンド作りだった。


     やはりプログレではダメなのか!?
     売れなきゃミュージシャンは好きな音楽をやってはいけないのか。


相当な疑問が残るものの、好きなバンドがメジャーデビューした事は嬉しい事実だったし、彼女達が辞めていなかったという事実こそが一番大事な出来事であった。 
(なによりもこの1stアルバムのプロデュースを行なったのがVELVET PΛW自身だったことにどうしようもない現実がそこにあったのである)







こういう流れできたバンドは2枚目が勝負であるのは重々承知していた。
レコード会社も敏腕プロデューサーの笹路正徳氏を送り込んできた。 これはある意味大正解だったと思う。

桐生さんの才能が開花したバランスの良いアルバム
『SIGN』            『Desire』
(1990年)           (1991年)




その後、別バンドでイカ天にエントリーし最優秀ギタリスト賞を獲得した実績もある伊藤憂紀(G.)が加入し、『目覚めるまで』をリリース。 さらに1993年には船越支代美(Key.)も加入。
ライブもコンスタントにこなし、さぁこれからだ!という時に突然の“活動休止”という名の解散宣言

「今は“バンド”ではなく個人としての成長を大事にしたい。」

そんなコメントを残している。
本当にそうなのか?


VELVET PΛWのラストツアーは嬉しいことに名古屋でもやってくれた。 “The Smile Back Tour”と題し1995年2月23日に名古屋ハートランドに来てくれた。 ただし、その時の生録テープがあるが、やはり奥歯にモノの挟まったようなMCをしている。 ボクにとってはとても虚しい“微笑返し”となった。










そして時は流れ2002年の11月、笹路氏がこれまでプロデュースしてきたアーティスト達のコンピレーション・アルバムがリリースされた。
なんとその中にVELVET PΛWも収録されていたのだ。 そして彼はこうコメントしている。


「女の子バンド全盛のころ、たくさん女性バンドをプロデュースしましたが、ヴェルヴェット・パウもそのひとつです。 セールス面でいまいち結果は残せませんでしたが、大変才能溢れるメンバー達でした。 特に中心人物のドラマーであり作詞作曲家の桐生千弘はまさに天才肌でした。 日本という国は本当に凄い才能が意外と良い思いをしなかったりするヘンな国です。 」







なんとなく解散の真実の端っこが見えた気がした。
さて、解散後の当のVELVET PΛWはどうしていたのか………






活動休止宣言をした翌年、彼女たちは池袋のADMに立っていた。
RUSHの完コピバンド“RUCH(ラッチュ)”として・・・・






そう、彼女たちは自分達の音楽の原点に戻っていたのだった。

 








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最終更新日  2005年08月31日 19時36分24秒
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