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テーマ:今日のアーティスト♪(630)
カテゴリ:ライブレポ
開演前30分くらいに桜坂劇場に辿り着いたロマネスク。 まわりを見渡すともう大勢のファンの方が集まっていた。 なんか落ち着かない雰囲気。 入り口前で伊禮クン&マネージャーさんが笑顔で迎えてくれた。 伊禮クンに会うのはメチャクチャ久しぶりだったのでお互い堅い握手を交わした(笑) 美浜とは違い、知らない顔がたくさんあったのでちょっと緊張してた自分。 とりあえず階段を昇り会場内へ。 約300人というキャパの桜坂劇場には映画館の椅子が設置されている(ていうか映画館だけどね)。 ロックバンドはここでやってはいけないぞ(笑) ボクはあらかじめ“泣いてしまう”ことを想定して一番後ろの席に座った。 ここなら誰にもバレない♪ 開演時間も刻々と迫りどんどん席が埋まりだした。 mixiでは桜坂ライブを成功させるために必死で来場を呼びかけるファンの活躍もあり、かなりの席が埋まった。 さすがサースティのファンだね。 お疲れ様でした。 定刻の19:00をまわるとステージが暗転し真っ赤な夕陽を想わせる照明がスクリーンを覆いメンバーが登場してきた。 サースティ不動の3人にバックコーラスかよちゃんに加えて、今回はドラムスとキーボードの2人が加わって総勢6人のバンド編成で行なわれた。 オープニングは聴き慣れた「それでも僕らは生きている」でスタートした。 さすがに生のバンドはいい!! ドラムスのビートが生きている。 そう、それだけでもグルーヴ感が相当違うのだ。 そういえば元々サースティは現地獄車のヒロトさんが正式なドラマーとして参加していた時期があったらしい。 (実はこの会場に来る前にタワレコに寄ってちゃっかり地獄車の新譜をゲットしてきたロマ。 彼のドラム・スタイルは変幻自在なのだw) しかし暫く見ないうちにメンバーのひとりがスーパーサイヤ人にバージョンアップしていたのには驚いた。 このスーパーサイヤ人はベースがめっぽう上手い!!(笑) さてそんな新メンバーを加え(ウソ)、2曲目「この声で」が始まった。 ボクはこの曲をライブで聴くのは初めてだったがやっぱりサースティの楽曲に捨て曲ナシだね。 この曲終わりで初めてMCが入った。 ここ沖縄でも「おかえり~♪」って言われるかな~?なんて勝手に想像してたがさすがにそれはなかったな。 だってそんなん言ったらメンバーが涙ウルウルになっちゃうじゃんね♪ 3曲目はイントロがアコースティックにアレンジされた「空色の場所」。 ボクはこのアレンジの方が断然イイと思ったよ。 全国盤を出す時は是非こちらでお願いします(笑) この曲もボクのお気に入りの1曲だが、続いてはそれよりも上を行く「いつものように」が演奏された。 この曲は是非ボクも結婚式の2次会で歌ってください!! 何年先になるかわかりませんが…(爆) おじいちゃんになっても歌ってくれますか、岩田さん? さて、感動に打ち震えている観客の前からドラムスが去り、キーボードが去り…えぇっ? 松っちゃんまでがステージを後にした! なんということかっ!? これはサースティの前身バンドである“in~fe?el インフィール”の布陣ではないか☆ こんな2人だけのステージが観られるなんて…ちょっと、いや相当感動!! そして岩田さんがギターを弾き歌いだしたのは「もう一度」。 ドラマチックなメロディが美しいインフィール時代の珠玉の名曲である。 成臣さんはそのまま動かない。 下を向いて自分たちの生きてきた道を思い出しているかのように…。 曲の後半になっておもむろに成臣さんの指が動く。 鋭いギターの単音が会場に響き渡った。 それに負けじと岩田さんの情感溢れる叫び声がそれに呼応する。 雑念のない2人の想いだけが会場をひとつにした。 そして岩田さんはブルースハープを取り出し「Keyholder」を歌いだす。 このライブは彼らの集大成なのだとあらためて感じたシーンである。 再びメンバーが合流して演奏されたのは「あなたに出会うまで…」だった。 私事で申し訳ないが、実は実家に帰っていたこの数日間ずっと頭に流れていたのはこの曲だった。 ことある毎にこの曲がまるでテーマ曲のように流れていたのである。 否応無しに思い出されるツライ出来事。 いや、本当は逆に親父と一緒に聴きたかった曲なのだケド。 岩田さんが22時の~♪と歌いだしたその瞬間から目頭が熱くなってしまった。 ボクだけが鼻水をすすってて恥ずかしかった(笑) 成臣さんのアコースティックギターのソロが心に沁みた。 素敵な演奏をありがとう。 ここで雰囲気をガラッと変えてMCへ。 メンバー紹介でかよちゃんのキャラ爆発。 かよちゃんこと嘉陽田さん(D-51マネージャーでもありボイストレーナーでもある)はストライでも必ずイジられるんだけど、岩田さんって絶対そのオイシすぎるキャラが羨ましいんだ(笑) で、よくその2人でカラオケに行くというエピソードを披露。 いきなり岩田さんがギター片手に歌いだすと間髪いれず軌跡のハモリを入れるかよちゃんに会場から大きな拍手とどよめきが!! これぞプロの技だね☆ 恐れ入った。 松っちゃんのMCも負けてはいない(笑) 岩田さんが振るとなぜか結婚式のスピーチのようにガチガチな松っちゃん!! ボクも思わず「堅っ!」ってツッコミを入れようとすると成臣さんがしっかり入れてくれた(笑) すると松っちゃん「いや本当に緊張してるんです。」と更にガチガチに。 仕方がないので松っちゃんのモノマネのコーナーに!(笑) 織田裕二さんの世界陸上でのシーンも実に微妙な感じで、逆にそれこそがサースティの…否!松っちゃんの持ち味だということで強引に納得させられた感じ(苦笑) でも楽しかったよ♪ そしてそのまま今度は岩田さんの岐阜のパーキングエリアでの失態話で爆笑を取ってMC終了。 ということで、ここから後半戦へと突入するのだった。 ちょっとカッコイイ感じで始まったのは「愛のカタチ」という曲。 どうやらこの曲は一部で新曲だと言われているが昔作った曲だという説も…。 まぁいずれにしても成臣さんのソロがめちゃくちゃカッコイイ曲なのでロマネスクのイチオシです。 続いて「Why don't you go?」で観客総立ちに!! 8割方の人が立っていた。 壮観。 その勢いのままに「ナミダ」を演奏する。 この曲はボクは初めて聴いたがブルース・スプリングスティーンっぽい縦ノリのロックナンバーでメロディも無理なく乗ってて個人的には相当好きな曲。 ライブの定番にしてほしいところだが、ストリートでは無理か…。 そしてこの夏何度も聴いた「ウワサノマホウ」である。 ライブも佳境に入ってきたぞ。 岩田さんがみんなでコール&レスポンスをしようと言い出した。 いつもならこの曲の最後の“Go no way!”のところを一緒に叫ぶパターンだが、今日は“頑張ってんだ! 男なんだ!”という間奏部分をやろうと大胆なご提案。 ちょっとハードル高いぞ? 大丈夫かぃ?(苦笑) まぁ今までのノリで乗り切ろうとみんなよく頑張ったね!! 拍手☆☆☆ にも関わらず岩田さん、次のブレイクでボソッと「もうちょっと聴こえると良かったなぁ~」みたいなことを駄々っ子のように呟く(笑) あぁ、これがイワタノマホウか!! 母性本能をくすぐる作戦だな。 だからあの人もこの人も「ひでさ~ん」なんだぁ。 くやしいのぉ~くやしいのぉ~(謎w) こうして大盛り上がりの中「次が最後です」と言われ「え~っ!?」と軽いブーイングが起こる会場。 わかるよ、その気持ち。 ボクももっと聴きたいって気持ちだったもん。 ずるいよ、サースティ!! こうして「風舞」が演奏された。 でもやっぱりカッコイイなぁ、この曲。 一段レベルが上だね。 しかも成臣さんのギターソロがいつもの倍!! ストライでのいくつかのパターンを組み合わせた集大成的なソロを披露した。 あとで成臣さんに聞いたのだがあのソロはほとんどぶっつけ本番だったようだ。 にもかかわらずあんなカッコイイソロが弾けるなんてやっぱり日頃のストライでの修行の成果だね☆ ちょっと惚れる(照) 曲最後の岩田さんのブレイクもめちゃくちゃカッコ良かった。 こうして本編は終了。 よく出来た構成だった。 欲を言えばラストにもうちょっと盛り上がりの曲がほしかったかな~。 でもオリジナルだけでこれだけの曲数をこなせる力量は大したものである。 メンバーがステージ袖にはけるとアンコールの声が。 それぞれが思い思いにやっているのはご愛嬌だったが、最後まで続いたのは良かった。 内心すごくホッとした(笑) で、すぐに曲が始まるかと思いきや岩田さんのもったいぶった告知の始まり(苦笑) 出てくる時には「沖縄、サイコーッ!!」なーんて勢いよく出てきたからすぐにガーンとかましてくれるものと思ってたのに(汗) しかしなんと12/17にも沖縄でワンマンライブがあるという嬉しい発表☆ 今度はボクも友達連れてくるぞ(もう泣かないから♪ 笑) そして告知ついでに今度はグッズ販売の宣伝(笑) この商売人め! すると松っちゃんがカレー味のスナック菓子だの言い出した。 言いだしっぺなのに「オマケで松っちゃんが出たらハズレ!」などとエライ言われようで笑わせていた。 確かにそのネタは絶品だ(笑) どんどん膨らませよう♪ と、笑わせておきながらアンコールの3曲は本編全部に相当するくらい濃くて素晴らしい出来だった。 まず1曲目は「Kiss」。 この曲も古くからのファンには大人気の曲で、ボクも大好きな曲である。 岩田さんもとってもリラックスした雰囲気で気持ち良さそうに歌っていた。 自然と体がリズムを取ってしまうような心地よさ。 やっと緊張から開放されて普段のサースティに戻った感じがした。 続いて「雨の日曜日」。 この曲はボクがサースティを好きになったキッカケの大切な一曲。 そしてARISAと初めて話をした時に演奏していた曲。 この日彼女はそこにいなかったけどとっても懐かしく思い出されて思わず涙してしまった。 ARISAの声が聴きたいよ。 ラストで岩田さんがオフマイクで一節を歌う。 マイクを通していない生の声が会場に響いた。 思わずファンの誰かが「ワァッ」と声を漏らしてしまったほどそれはライブの神様が降りてきた瞬間だった。 感動を超えた感動がそこにあった。 思わず鳥肌が立ち胸がキュンと締め付けられた。 熱くなった身体から氷が融け出すように目から涙が溢れてきた。 サポートするかよちゃんの美しいコーラスがその感動を更に彩っていた。 完璧なライブの美学。 「最終電車」のイントロと同時に岩田さんが亡きお母様のエピソードを語り出した。 それは母親の見返りを求めない献身的な愛の物語で、数日前に父親を亡くしたボクには痛いほどわかるエピソードだった。 もう涙が止まらなかった。 あの状況で最後まで歌を歌いきった岩田さんは凄いよ。 やはり彼らにとって“歌を歌うこと”はとっても特別なことで何よりも一番大切なことなんだとあらためて感じた。 ボクは彼の渾身の歌を親父と二人で聴くことができた。 本当に、本当にありがとう。 素敵なライブをありがとう。 素敵な想い出をありがとう。 サースティ、最高ーっ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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