まあぼの交差点

「説明書が読めない！　文章問題ができない！　なぜ？」から始まった

タモリのジャポニカロゴス

だが，今回は「分かったフリはもう止めて！　日本国民”読解力”総点検！」

１問目　小学３年生の算数の文章題

太郎君は，1000円持っていました。お店で１個50円のミカン５個と１個80円のリンゴ６個買いました。
しかし，途中でミカンを１個落としてしまったので，同じミカンを１個買い，リンゴは重いので２個返しました。
お釣りはいくらでしょうか？

正解は，380円だったが，これを小学３年生に課す「早稲田アカデミー」がゴミとしか思えないとともに，あえてこの問題を選んだ番組スタッフも……

算数の問題には読解力が必要だとは常々思っているが，この問題では，間違ったとされて笑われたキングコングの梶原が正解に近いと思う。

彼の式は，250＋480＋50－80//⇒300円

式の「－80」は，リンゴを２個返したとき「半額になるからだ」というが，この感覚が正当だろう。

もしも，返品が買値と同額で可能だったとしても，「お釣り」の意味が問題になる。

1000円札を渡した母親が，子供に「お釣りは？」といった場合，380円となることはあるかもしれない。
しかし，登場しているのは，太郎君と店の人。
250＋480＝730　から，
太郎君が1000円札を出したなら（アニメ画面から1000円札を持っているといちおう判断できる），もらったお釣りは，270円（800円出して70円のお釣りなどもありえる）。

その後ミカン１個を追加で買った場合，70円から50円を払うのでお釣りはない。
さらに，リンゴを２個返したときには，店の人が何円くれようが「返金」であって「お釣り」ではない。

「算数」は，けっこう理不尽な約束事（歩く速さは常に一定などなど）で成り立っている世界だが，「読解力」というなら，ここまでは考えるべきだろう！！

２問目　藤岡弘登場で，著書「愛と勇気と夢を持て！」というエッセーからの問題。

↓著書から
男なら，女のケツを追っかけるより，ジャガーのケツを追っかけろ！

ナイフよりも，愛のほうが強いんだ。

最悪を経験したからこそ，最高を知ることができる。
↑終わり

をヒントにして別の箇所から，空らんを考える問題，（食べられなかった理由の）選択問題，空らんの行動の実演問題（テーブルの上にサケ１匹の模型，横にいろいろな小道具がある）が出題された。←すべて省略。

それなりに「よい問題」だと思ったが，それゆえに，部分部分に「本人」以外の書き手を感じてしまいつつあったのだが，最後の問題でやはり「自分で書いたのかな？」と思ったり……，複雑(笑)

前回（03/07）分の日記は→こちらからどうぞ。

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