AK1号車オーナーさんが始めて参加された。
私もお会いするのは始めて、今までは電話とメールだけだった。
オーナーさんはAKのコレクターさん。多い時にはSだけで20台有ったそうだ。
現在残っているのはS500数台らしいが、貴重なS5を数台・・・凄いです。
AKは何台か所有していて「誰も見たことないAKで参加します」との事だったが、
ミッションの調子が悪く、本人のみ参加した。
参加予定AKはT500後期型(BK)、T500オーナーKさんに話したら、
「T500にBKが有るとは始めて聞いた・・・」ワンオーナーさんでも知らなかった。
今回、貴重なパーツを見せてもらった。スポーツ500の実物パーツは始めて見た。
凄い物だが、このブログはAK専門なのでASはパス。
AKパーツでは、これぞ試作車の決定的証拠を見せてもらった。
1年以上前から当ブログでAK試作車を取り上げてきた。
1年前には「オイルパンからオイルレベルゲージが試作車」と書いたら、
リンクしているSAZさんから「一番最初のマニュアルに当オイルパンが出ている」
と連絡を頂いた。確かに出ていたのでオイルパンは証拠にならなかった。
さらに、ブログをきっかけにオイルパンは2台見つかり・・・奥が深そうだ・・
最近ではカムのベアリングホルダーが鉄は試作車と書いた。
マニュアルを見たらAk8号車はアルミみたいだったので、
これぞ決定的と思ったら、
市販車のカム・ニードルベアリングホルダーは鍛造と書いてある。
アルミで鍛造とは言わないはずなので、これも間違いだった。
「越前さん、決定的な証拠を持ってきました・・」1号車オーナーさんに言われた。
AK、S500最初期型に使われていたオイルバス・エアーフイルターの新品部品。
3ピースになっていて構造が良く分かる。
メッシュはかなり粗くこの部分にオイルがかかり、ゴミを除去する。
メッシュ部分。
問題は1枚上の写真、オイルを溜める部分、試作車にはなんと
オイルブリーザーが付いている。
これが1号車のオイルバスのオイル溜め。
オイルレベルと書いてあり、一定以上のオイルが入るとアルミ製ドレンで排出する。
それも組み立てないと作動しないように凝った造りになっている。
同室の皆さんも・・・「ここまでする必要が有るのか・・・」
必要なら、パイプをつけるだけでOKなのに
試作車はやれる事は全て取り付けた、
もちろん採算とかコストはまったく考えていない。
ただし・・・この写真を公開すると、我が秘蔵のAKにも付いてるよ・・・
メールに証拠写真が添付されて来そうだが、
今日現在では、決定的な試作車パーツの証拠写真である。
1号車は量産試作車なので、エンジンに試作車だけの証拠は難しい、
車体には手叩きのパーツが多い。
どっちみち、個体が少なく、量産車との一線を引くのは永久に無理?
AK1号車の車台番号はAK250-63-10001、廃車証もあるので
ホンダ市販第1号車に間違いは無い。
累計7千万台販売された車の、ホンダ・最初の1滴。