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テーマ:ニュース(99472)
カテゴリ:災害
インドネシア東部ニューギニア島で4日発生した地震で、気象庁が津波注意報を解除した約1時間25分後に、和歌山県串本町で50センチの津波を観測していたことが分かった。この地震による最大の津波は同町と小笠原諸島の父島の各40センチだったが、それを上回った。被害はなかったが、気象庁は「注意報解除後に最大の津波が来たのは好ましくない」と対応を検討している。
地震は4日午前4時44分ごろにマグニチュード(M)7.6、同7時34分ごろにM7.3の規模で発生。気象庁は同10時8~31分、静岡、和歌山、宮崎などの各県に津波注意報を発表し、午後3時45分に解除した。太平洋沿岸各地で津波を観測した。 気象庁がその後、各地の検潮所の記録を調べた結果、串本町では午後5時10分ごろ、50センチの津波を観測していた。気象庁の横田崇・地震津波監視課長は「津波が20~30センチ程度で、これ以上大きくならないと判断すると注意報を解除する。5時すぎの津波は予想できなかった。この地域は津波が長く継続する特徴があり、今後は注意報を解除しても、この地域は延長する対応が必要かもしれない」と説明している。 串本町防災対策室は「被害は確認されなかったが、こういうことがあると困る。解除は慎重に判断してほしいし、我々も解除後も気を緩めないようにしていく」と話した。 また、今回の津波では、注意報発表前の午前9時55分に父島で40センチを観測しており、気象庁は父島での注意報発表の迅速化に向けて、判断基準を見直すことにしている。(参考=1月16日 毎日新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月16日 10時38分50秒
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