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環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

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2012年04月24日
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カテゴリ:環境

 また、長らくのご無沙汰になってしまったが、実は久々ひどい風邪に見舞われてここ2週間、仕事に行くのがやっとの状態だった。

 4月7日に花見で近所に山に登り、上機嫌で花を愛でつつ気持ちよく呑んでその場でうたた寝しちゃったのがそもそもの原因。その直後に巡ってきたJAS法関係の一日講習で、風邪気味のなか3時間以上講師を務め声を張り上げたのがたたって完全に声が出なくなり、さらに、やめときゃいいのに、自分が会長を務める「紀峰山の会」が他の山岳会も招いて主催した大きな花見山行イベントがあって、立場上、顔だけでも出さねばぁ~って、まあ実のところは出さなくたって誰ひとり困りも怒りもしないのだけれど、ともあれ最初だけお付き合いのつもりが、結局最後までしっかり歩いて大汗かいて、また身体を冷やして・・・と、我ながらバカな振る舞いを繰り返して今までズルズル引きずってしまった。自業自得といわれれば一言もない。

 さて、その自業自得にひっかけてだが、難航する大飯原発の再稼働についての近畿圏と福井県での世論調査結果が今朝の「朝日」に出ている。それによれば再稼働反対が近畿で52%(賛成29%)、福井でも43%(同36%)といずれも多数を占めた。同調査で注目されるのは、大飯原発再開を急ぐ理由として政府と関電が声を張り上げるこの夏の電力不足について、こうした政府や関電の説明を信用できないという人が57%にものぼっていることだ。

 さらに野田政権が大慌てで取り繕った例の「暫定安全基準」に至っては、信頼しないとする人が63%と、信頼する人(22%)の3倍近くに達している。要するにこの間、ウソと情報隠しと「やらせ」で押し通してきた国民だましの手法が完全に行き詰まり、それを見透かした世論が固い政治不信の岩盤となって、大飯原発再稼働への最大の障害物になっているのだ。まさに自業自得というほかはない。
 
 だが、彼らにはもう、ウソでも何でも電力不足をしつこく演出する以外、原発再稼働の必要性を説明するすべはない。といった次第で、昨日開かれた政府の電力需給検証小委員会の初会合で、電力各社はこもごもこの夏の電量需給の逼迫を訴え、わけても関電は最大16.3%不足するとして、暗に原発の再開を催促した。だが、この委員会に招かれて意見聴取に応じた環境エネルギー研究所の飯田哲也所長は具体的に根拠を示しつつ、「(関電を含め)すべての電力会社で供給は確保できる」と断言した。

 その根拠は、先日このブログに書いたこととほぼ同じだが、関心のある向きは、その名も「関西電力のウソ」と銘打ったジャーナリスト広瀬隆氏の解説動画を参照しもらいたい。広瀬氏の仕事にはやや思い込みの強いところがあり、コジロー全面支持はしていないのだが、公表された政府統計を丹念に拾い出して関電のウソを暴く広瀬の話は説得力があり迫力に満ちている。広瀬の後を追ってWEBを渉猟して結論も明確に検証できた。で、確信を持って言うが、関電と野田政権が合作で連呼する電力不足キャンペーンは原発再稼働の露払いを意図した悪質なデマゴギーと断定していい。

 さて余談だが、飯田哲也さんとは、この委員会での活躍の前日の日曜日、紀南地域に自然エネルギーを普及する団体が田辺市で開いたイベントで2年ぶりにお会いした。自ら命名した「原子力ムラ」への批判は仮借なく厳しいが、表情や語り口は相変わらず穏やかだ。講演後、久しぶりにお会いした機会に、これから和歌山で進めようとしている運動を紹介し、協力を改めてお願いしたところ、即座に快諾の返事が返ってきた。3.11後ますます拍車がかかったハードスケジュールにも関わらず、こうして市民運動の支援に骨身を惜しまず協力してくださる姿には頭が下がる。

 5月5日に実現する原発ゼロの日本。それに続く「関電夏の陣」をどう戦い抜くか。歴史を変えられるか否かの正念場は近いと思う。 






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最終更新日  2012年04月24日 22時45分51秒
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