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カテゴリ:うつほ物語
前の「青春」な日々の終わりにワタシこう書きました。
***** それが終わったら、今度は仲忠くんの「結婚/新婚ものがたり」になります。 仲忠くんと涼くんは同時に結婚することになります。それぞれにあった人を。 と、同時期に仲忠くんが清原の土地で「先祖の蔵」を開けることによって、祖父・俊陰の日記を発見、その内容を帝に講読する――― すなわち、俊陰の物語をここで語ることになります。 仲忠くんも「いぬ宮」という女の子のお父さんになってもうめろめろです。 12.田鶴の群鳥/たづのむらどり 別名:沖つ白波/おきつしらなみ 13.蔵開/くらびらき〔上〕 14.蔵開〔中〕 15.蔵開〔下〕 ***** で、実際の構成としては、この「蔵開」の中で、最初の「俊蔭」を入れたわけですよ。 「俊陰」は、 とか とか、 とか、この物語の持つ「外国」の姿とか、空想的な部分とか合わせて、「そこだけで」語られることが多いざんす。 というか、ともかく最初の3つは独立しすぎてるんですね。 だから研究者の方々もいろーんな仮説を立てたり、順番で相当悩んだりしていたわけですが。 でまあ、あくまで仲忠くん中心話を進めたかったので、これは「作中話」という形にしようと思ったわけです。 そうすると、それを持ち出すのはやっぱり帝への講義の時だろーなー、と。 そこで入れました。 そこ以外は流れは古典のまんまです。 足したとこはあります。 ・仲忠くんは基本現実的なので蔵にはカギがあるよなー、と考えて母上に聞いたこと。 →古典では不思議な力で() ・今宮とけす宮の性格づけ ・孫王の君 そのあたりは引きつづきキャラづけしてます。 けす宮は古典のほうだとただひたすらツンツンしてましてデレが全くないのもちょっとバランス悪かったので、…… 藤英は40歳で11だか12だかの少女のとこに婿入りしたわけです。逆玉……と今では言うでしょうが、当時では有り得る「優良な婿をもらっておく」結婚ですね。 だけどこのひとクソ真面目な学者というキャラですので、妻に何かと説教するんですよ。で、妻としては何言ってんだ状態で聞いちゃいない。 ちょっとそれだけじゃ、なーー、と。 身分の差で妻が見下している、という描写かもしれなかったんですけどね。だって将来有望でも、やっぱり成り上がりに違いないので。でもそうすると今ひとつギスギスしてしまうし…… まあ彼女の出番は殆どないので、ちょっと変更。 身分関係で言うなら、女一の宮と仲忠くんの結婚も母女御は父親に不服顔してます。「やっぱり育ちが……」と。 でまあ。このあとまだ本当に少ししかお気楽訳をしていないので、今度こそ書かねばなのです。 更新はちまちまになりますー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.01.26 16:35:25
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