ベトナム紀行(6)-ハロン湾
さて、ハロン湾クルーズです。ハロン湾はベトナムと中国の国境に近く、石灰岩の大地が長い年月を経て海になり、そこに浮かぶ大小の奇岩や島が1600個もあります。まるで桂林のようだとのことで(まだ行ったことありませんが)、「海の桂林」と呼ばれています。初日のランチは蟹やえび、貝に魚とハロン湾で取れたシーフード尽くし。食べながらゆっくり、ゆったりと船は進みます。まるで鏡のような海で、ゆれなど全然感じません。やがて、港から離れ、湾を入っていくと、そこは別世界。何といっていいのでしょうか。もう、うっとりと眺めるだけ。日本の観光地と違って、説明のアナウンスもなく、聞こえるのは船のエンジンの音だけ。これがいいですね。みんなが優しくなっているのでしょうね。すれ違う船に手を振り合って、笑顔が浮かびます。リラックスして、甲板のデッキに座り、コーヒーを飲む人、本を広げる人、昼寝をする人など、それぞれがそれぞれの時間を楽しんでいます。ゆったりとした時間が流れます。