田毎の月
1反歩を48枚に分けた(四十八枚田)段々状の水田に移る月田毎(たごと)の月で有名な姨捨山。昔から歌枕としても清少納言をはじめ西行や実朝に、一茶、芭蕉などの句、また虚子の句や井上靖の小説、姥捨て伝説から映画にもなった楢山節考など枚挙にきりがありません。中でも長楽寺は天台宗のお寺であり、昔から月の名所として有名で、境内にはものすごくたくさんの句碑が(ごろごろと)立っています。芭蕉が句を読んだといわれる月見堂(観月堂)の横には大きな姥石が。また四十八枚田をはじめ1800の棚田があり、耕作に難しい棚田を荒れ果てたままにしてはいけないと「棚田貸します」と言う制度で全国に発信しています。そろそろ借り入れの時期で、藤沢から田んぼに来ている方とお話できましたが、田植えと草取り、刈り入れの最低3回は来ないといけないとか。でもこのお米を食べたらほかのお米は食べられないからと、がんばっているんだそうです。私は興味あるのですが、夫は「無理無理!」の人ですから残念ながら!!