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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2007年08月09日
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JR、京阪、叡山電車と乗り継ぎ、鞍馬山へ。市内は35度の
猛暑だが、こちらはさすがに涼しい。それでも、鞍馬寺までは
徒歩で昇る気がせずに、ロープーウェイを使う。

金堂でお参りを済ませた後、さっそく奥の霊宝館3階の仏像室
にでかける。ここは、畳敷きになっていて、のんびり座って拝
観できるのが嬉しい。

まず、メインは国宝の毘沙門天立像、吉祥天立像、善膩師童子
像の3体。この毘沙門天は、左手を額にあて遠く南方をかざし
て見るという特異なポーズをとっている。眼の形も四角くてユ
ニークだ。堂々とした体躯からあふれ出る力強い「気」を感じ
る。

このほかにも4体の毘沙門天が祀られていて、うち1体は重要
文化財の兜跋毘沙門天であるが、ほか3体は重要文化財にも指
定されていない。しかし、そのどれもが素晴らしい像である。

もうひとつ、重要文化財の聖観音像が祀られていたが、これが、
今回の旅行で出会った仏像の中で最高のものだと思う。細身な
体躯に端整で気品のある美しいお顔。十頭身くらいだろうか。
額の白毫相の水晶が白く輝いている。あとで調べると肥後定慶
の作とのこと。昨年出かけた京都の千本釈迦堂の六観音と同じ
作者だ。さっそく、私の好きな仏像ベスト10に入選。大収穫。

2階では、義経展が開催されており、芳年の「舎那王鞍馬山学
武術之図」もパネル写真で展示されていた。先日、太田浮世絵
美術館で出会ったばかりなので驚く。

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帰りは、義経になった気分で、奥の院から木の根道を下り、
貴船神社まで一気に駆け下りた。さすがに疲れた。






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最終更新日  2007年08月12日 11時44分55秒
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