今年になって読んだ本
暮れに105円均一でまとめ買いした文庫を懸命に読んでるがまだまだ積読状態~お蔵入りになりそう。異人たちとの夏 片岡鶴太郎と秋吉久美子の姿が頭に浮かんで泣けたけれど、名取裕子の部分は・・・夏の庭 私の好きなジュブナイル。おまけに泣ける本というお勧めがあって、期待したのだが・・・・確かにいい本ではあったが。避暑地の猫これって本当に宮本輝の作品?まるで小池真理子の本を読んでいるようだった。でも、霧の軽井沢のミステリアスな雰囲気を充分味わえて良かった。真夏の犬こちらの方は、まさに宮本輝の世界。おまけにカバーは大好きな有本利夫。文春文庫のカバーでこの画家のファンになった人も多いことだろう。ちなみに舟越桂も、永遠の仔の装丁でブレークしたとのこと。リプレイ人生について真剣に悩んでいた若い頃、早く歳をとりたいと思っていた。早く物事を達観できるようになりたいと。そんなことを思い出しながら読んだ。大切な人との出会いの喜びと失う悲しさを主人公とともにまさにリプレイし続けた。久しぶりに泣けたなぁ~さて、次は「家族狩り」の続きに取りかかるとするか。