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自分たちの仕事はどこまでAiに取って代わられるか、ということについて。
たとえば先日、技術デモで自分の仕事であるCGキャラクターのアニメーション制作をAIが行う、というものを見ました。 デモ映像では3Dの人間キャラクターが立っていて、それに対して「前に何メートル歩いて、方向を右に90度変え、何メートル走って止まる」と英語のテキストを入力すると、そういうモーションを作ってくれる、というもの。ほかにも座る、ジャンプする、パンチする、といった動きをテキストベースで連続して作ってくれるというもので。 で、これを見たときに思ったのは「世の中、いわゆるプロといわれる技術系の仕事ほどAI化がしやすい」ということ。 まだまだクオリティー的にはたいしたことない(単純補完の組み合わせで動きも無個性&つまらない)ですが、こういうのはたとえば大量のモブのようなどうでもいい動きに関しては十分使えるなと。何よりテキストベースの命令で制作できるということは3Dソフトを覚えるアドバンテージがいらない。 こういうのはAIのイラストの分野でも起きていて。たとえば美少女キャラなどこれまではイラストレーターが書いていたものがAIで代用できる。主役級ではない、その他大勢のキャラに関してわざわざ発注するより早くて安い&いくらでもリテイクが出せる という・・・ 私はAIというものはむしろ使いやすい道具の一つだと思っており、それほど嫌悪は持っておりません。逆に言えば自分の仕事がAIに取って代わられる可能性も高いですが、だったらそっちの技術を使ってやりたいと。手付けでゲームの3Dモーション作る際も、結局面倒くさい部分というのはいっぱいある。そういうところだけAIに自動生成してもらい、そのデータをこっちでブラッシュアップするなど、使い方はいくらでもあります。 ・・・問題は技術を知らないクライアントが「こんなのAIで簡単にできるんでしょ?」という素人判断で他人の技術を安く見積もることなんですよねえ・・・「AIでそういう機能があることを知っている」のと「実際にそれを使って仕事に使えるレベルのものを作ることができる」には天と地ほどの差があって。 簡単にできると思うならお前がそのAI生成やってみろよと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.12 10:24:17
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