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ダウンタウン 松本人志のスキャンダルについて。
で、まず知っておきたいのは、彼の過去の発言、特に長くやっていた「松本人志の放送局」をよく聞いていた人間にとってみると、彼の人格が基本「モノを見る基準が自分と周囲取り巻きを基準にしたガラの悪いヤンキー」である、ということ。 放送内でもよく「そんなもの○○が常識だろうが!」といっていた、その常識というのが恐ろしくずれている、あるいは自分勝手なことがあり。また、彼が「おもろいこと」という内容のかなりの部分が弱い者いじめ的であったり、そういう時に隣の放送作家が「まあまあ・・・」みたいにたしなめるのですが、これがギャグ(ネタ)として言ってるのではなく、どうも本気で言っているとしか思えない口調であったり。よく言っている「アホちゃうか!そんなの○○すればいいだけやん!」ってことばの、その○○できない理由をわかってないというか・・・ 今回のニュースで結局、彼の力を持ち上げて、イエスマンや取り巻きだけで囲っていたお笑い業界で完全に裸の王様状態だったと。この構造は昨年のジャニー喜多川性加害問題に大変類似する。彼が要求しなくても、周りの連中がご機嫌を取ろうと貢物やヨイショをしてくれる。事件後も彼に近い芸人が「こういうことを今になっていうのは卑怯」とか「彼女たちもわかっていたはず」と被害者をたたく姿勢に回ったり。でも、その歯切れはとてつもなく悪い。それはここに「理」がないから。しきたりとか、上下関係とか、業界のお約束、みたいなものはその狭い芸能界の範囲でしか使えないし、もっと多くの人の生活する社会的理解もされない。 そして何より、お笑いの世界というのはなにより「空気を読む」ということが重要とされる。それは芸の場だけでなく、先輩後輩であったり、テレビ局の偉い人であったり、周りの同列芸人との関係であったり。 結局その「空気」こそが明らかにおかしな倫理観や一般社会常識を「お笑いの世界なら」という特殊性を盾にやってきた、ということではないかと。 これは芸能だけでなく、例えば学校のいじめや会社でのパワハラ、スポーツの世界の奴隷に近い上下関係など、閉ざされた組織ではどこでも発生しうる問題です。 あと、「彼の才能を潰すことは日本のテレビ業界、芸能界、お笑いの世界にとって大変な損実だ」というのは全く関係ない。あくまで「お笑いの世界で評価された」というだけ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.29 19:15:43
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