映画は公開され、見た人が面白い、つまらないを語ればいい
人気漫画「ゴールデンカムイ」が実写化というニュース。これに対してツイッターで、なぜか「ろくな映画にならないからやめろ」という意見があって首をひねる。曰く「邦画にされるとアイドルやらイケメン俳優のお遊戯としょぼいCGのチープな内容にされるから」・・・ まず思ったことは「完成もしていない、それどころか監督も脚本もキャストも、映像の断片も出ていないのになぜそれを断言できるのか?」という疑問です。 当たり前ですけど邦画ってのは単なるジャンルです。名作、傑作もあればつまらないものも、原作を超える異形の怪作もあります。で、私たちは公開されたものを「見ることでしか」判断できない。 また、こういう人に限って「いい漫画原作の実写化作品を見ていない」というか、下手すると邦画だ、ってだけで見ない人もいる。そういう人が上のようなことを言うのだから。 あなたは本屋で漫画がズラッと並んでいる。恋愛、スポコン、ギャグ、歴史もの、ファンタジー、SF,日常系・・・一冊一冊全部違うのに、まとめて「漫画は~」論で語っている人がその漫画に詳しい人だと思うか?これはゲームだろうとアイドルだろうと、ゴルフ、ギャンブル、料理、あらゆる趣味のジャンルで言えること。 〇〇なんてつまらない、とか、〇〇だから期待できない、なんて人は結局何の情報にもならないどころか、見に行こうと思っている人のテンションすら下げる。特に情報がまだ何も出ていない映画の批評(誹謗中傷に近いな)なんて、ネガティブキャンペーンと同じで。 ゴールデンカムイは、私は漫画を読んだとき「これ、アニメより実写向けの作品だな」と思った。濃い役者、えぐい描写、はったりのきいたバトル、歴史の教養、下ネタ・・・ これらをうまく調理してくれればすごいエンタメ映画作品になると。そして何より登場人物が日本人が大半、舞台も北海道(後にカムチャッカ編もあるが)。ということは「邦画が一番合う映画」ではないかと。 映画は公開され、見た人が面白い、つまらないを語ればいい。