テーマ:TVで観た映画(3808)
カテゴリ:映画 イ
あらすじ 大場美奈子。50才、独身。朝は牛乳配達 昼はスーパーで働き、日々を暮らしている。 同じ町の市役所に勤務する高梨槐多は 毎朝近付いて来る牛乳瓶の澄んだ音に じっと耳を傾けている。 美奈子と槐多は、幼い恋を胸に秘めたまま 30年以上の時間を別々に生きて来たのだ・・・。 感想 BSで放送してたのを、録画してたので観ました。 なかなか無いタイプの映画やね。 田中裕子と岸部一徳の ラブストーリーなんて 嫁はんとサリーの恋愛映画に ジュリーの心中や如何に? 冗談は抜きにして、50代の恋愛映画は珍しい。 その世代は、普通は家庭を持ってるもんな。 ある事が原因で、高校時代に別れてしまった二人が 互いに無視しながらも、ずっと想い続けていた という話なので、50代を主人公にしながらも 高校時代の純愛に通じる物語だ。 題名に読書とあるように、文学的な香りが漂うが サブストーリーのボケ老人の冒険など コミカルな描写もあり、堅苦しさは感じなかった。 配役は他に、松方弘樹の元妻の仁科亜季子や 渡辺美佐子、上田耕一、杉本哲太、鈴木砂羽 そして、また出たよ! 香川照之 それから、この前に『狼少女』を観てたので 馬渕英俚可も、また出た!と思った ♪あ~あ~長崎は~ 今日も坂だった 主人公が牛乳配達をする坂だらけの長崎の町も 名脇役やね 『いつか読書する日』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 雪柳 花を集めて ごめんなさい センスねえ~(笑) 美奈子の作文に始まり、小説に続くあたりまでは 巧いと思ったが、容子の心の声までくると 流石に説明的過ぎると感じた(--;) 老人が老人を介護する時代であるが 寝たきりも厄介だが、体は健康で 頭がボケてるのも、たちが悪いな(^_^;) そのタチの悪い老人(笑)は、二人の恋愛の手助けをした。 「槐多!」 と大声で呼ぶ美奈子。 驚いたように振り返った槐多。 押し殺していた想いを、二人は思い出した。 槐多が美奈子を避けていた理由が 親同士が不倫の末に死んでしまったからではなく 溺れてたのを笑ったからって(^_^;) まぁ、高校時代の恋愛なんて、そんなもんだろうな。 「したかったこと、全部して」 普通なら、いやらしく感じる台詞だが 二人のあまりにも長い抑圧された日々を思うと 感動すら与える言葉だった。 観た後に知ったが、映画のキャッチコピーだったらしい。 一番大事な台詞をバラして、どうすんねん? 高校時代に戻ったようなドラマチックな一夜の翌朝 普通に牛乳配達に出掛けた美奈子に リアルな大人の姿を見た。 そして、槐多は、子供を助ける為に溺れ死んだ。 映画では描写されないが、溺れ死んだ槐多を 美奈子が笑う筈はなく、凄く悲しんだだろう・・・ つくづく、この二人は悲しい運命やな~ 笑顔を浮かべた槐多の死に顔が、唯一の救いやね。 楽天以外の方は、本文中にURLを残して下さい。 TBは、承認されるまで反映されません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.06 20:25:12
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