◆歴史は繰り返す
●昨今の東アジアの動きを見れば、斜めに観ればなかなか面白い・・と言ったら語弊があるかもしれないが・・●1894年だったか、日清戦争・1904年に日露戦争の勝利 その後の日中戦争を経て暫時・ 1945年の対米敗戦で、現在の政治情勢は固定化されたと思ったが・・●13億の人口を擁する中国の経済成長に伴い、東アジアのパワーゲームは変化している。ロシアは極東からの人口流出を、中国人が補う状況に聞危機感を募らせる。相対的に中国のほうがロシアに圧力をかける状況が生じているわけだ。●米国のシェールガス革命は、唯一強みだったロシアの天然ガスの価値を下げた。蜜月を狙った習近平のロシア訪問は外交的失敗だとは・・・元外務省 佐藤 勝の評価だ。案外とロシアは中国の足元を見ている。もっとも自分の足元も不確かなのだが・・・●アフリカで存在感を示した中国はもはや、過去のこと。アルジェリアだったか 中央銀行総裁の中国幻想はもう過去のもの・・というのは、新帝国主義と言われる、収奪に近い中国の開発援助に対するアンチテーゼだ。かつて 中国が盛んなころ、鄭和の大艦隊はアフリカにまで到達して、中国への幻想を彼の地にもたらしたのだが・・つまり 資本から労働力・知的財産を一切現地にもたらさない中国の姿勢は、さすがにアフリカでも反発をされ始めてている。中国は過去の幻想から決別するのが良いのではないか?●60歳以上の人口が日本の人口より多い1億8500万人になり、、労働生産人口がそろそろ減少に向かう中国。人口の1%が金融資産の54%を保有するお国柄は、格差社会などと言うにはあまりにも極端な社会だ。中間所得層の消費は望むべきもなく、対GDP費は3割程度にとどまる。●日経元北京支局長がいみじくも著作で触れたが・・中国経済のピークは実は、北京オリンピックの時期・と言う指摘が説得力を持つ。 国内では社会保険制度は整わず 農民戸籍の解決もままならず。国内矛盾を、主に日本の尖閣や、フィリッピン・ベトナムなど、領土問題に転嫁し、軍備増強に励む状況は、共産党政権の異常さを示している。●対外軍事費より多い 国内治安・動乱・ウェブサイトの検閲の費用は、実は国外の敵より、国内の敵が最大の国防政策と言うことを示しているのだろう。●異様な光景・・・といえばこんなのがある。共産党OBの支配する国策石油会社の利を確保すれば、脱硫投資は進まない。結果、国民は相変わらずPM2,5のスモッグの中で、隣の人が見えないなかでの、健康のため?の 気功に励むことになる。●日本でも年金生活者が、公園でラジオ体操に励ぬのはおなじみの風景だが、中国に比べて、つくづく日本に生まれてよかったと思えるよね?●ここでは述べないが、台湾の元総統 李登輝さんが指摘する、成金中国の道徳心の無さには、おそらく世界中が辟易してるのだと思えるね?●つまり、人の徳・・というのは世界中どこにおいても普遍的なものだからだ。中国は儒教と言うある意味 日本人にも良い影響を与えた思想の胎盤だったはずだが。・・ 今の状況は世界のどこからも支持されない偏狭なスタンスだろうね?。●この状況を改善するのに、もし体制の崩壊を待たねばならないのなら、コストはさらにかさむ。●ミャンマーで起こったのは、奇跡的に体制の変革がだったが、、中国では望むべくも無いのか?いやでも今後30年程度 日本人は中国人に付き合わなければならないとは?